僕のキャラは世界一可愛いッ![ifルートアズリエル視点] ページ2
「キャラー!おはよー!!」
朝7時前後、僕はキャラの布団を勢いよく捲る。布団の下には体を丸めているパジャマ姿のキャラ。こんな彼女を見れるのは、キャラの目覚まし係である僕だけだ。
「……アズリエル、布団を返せ……」
「だーめ!もう朝だもん!ほら、母さんが朝ご飯用意してるよ?」
「……私は眠いのだ。故に寝る」
「駄目だってー!」
不機嫌そうな顔で僕を睨むキャラ。キャラは寝起きの時は機嫌がすこぶる悪い。でもそんなキャラもとっても可愛い。愛してる。
嫌がるキャラを無理やりベッドから下ろし、いつものセーターに着替えさせる。もちろん、キャラが着替える時には部屋を出る。僕は紳士なのだ。
しばらくして、キャラが部屋から出てくる。相変わらず眠そうだけど、そのうちいつもの笑顔になるだろう。彼女は普段いつも微笑みを絶やさない。キャラ曰わく「クセ」らしい。
キャラの手を引いて、僕は母さんが待つリビングへと歩く。キャラの手は小さくて、暖かい。大好きな体温だ。
僕が思わず「キャラ大好き……」と呟くと、キャラは「朝から気持ち悪いな」と顔をしかめる。そんな彼女もとても愛らしく見えるのだから、僕は末期だと思う。
でも仕方ない。それもこれもキャラが可愛過ぎるのが悪いのだ。
そう言えば、サンズもそんな事を言っていた。フリスクが可愛過ぎて毎日×××だの××××だのとか。あれはきっとロリコンというやつだから僕とは違うと思いたい。でも凄く共感出来てしまう。
不意に、僕の手をキャラがそっと掴んだ。より強くキャラの体温が感じられて、僕の心は歓喜に満ちる。
振り向くと、キャラは小さく笑う。そして「お前の肉球は素晴らしいな……」なんて言うものだから、僕は思わず彼女を抱きしめてしまった。
ああ、やっぱり僕のキャラは世界一可愛い!!
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作者名:燃え尽きふぉっくす | 作成日時:2018年10月27日 0時