検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:2,643 hit

僕のキャラは世界一可愛いッ![ifルートアズリエル視点] ページ2

「キャラー!おはよー!!」

 朝7時前後、僕はキャラの布団を勢いよく捲る。布団の下には体を丸めているパジャマ姿のキャラ。こんな彼女を見れるのは、キャラの目覚まし係である僕だけだ。

 「……アズリエル、布団を返せ……」
 「だーめ!もう朝だもん!ほら、母さんが朝ご飯用意してるよ?」
 「……私は眠いのだ。故に寝る」
 「駄目だってー!」

 不機嫌そうな顔で僕を睨むキャラ。キャラは寝起きの時は機嫌がすこぶる悪い。でもそんなキャラもとっても可愛い。愛してる。

 嫌がるキャラを無理やりベッドから下ろし、いつものセーターに着替えさせる。もちろん、キャラが着替える時には部屋を出る。僕は紳士なのだ。

 しばらくして、キャラが部屋から出てくる。相変わらず眠そうだけど、そのうちいつもの笑顔になるだろう。彼女は普段いつも微笑みを絶やさない。キャラ曰わく「クセ」らしい。

 キャラの手を引いて、僕は母さんが待つリビングへと歩く。キャラの手は小さくて、暖かい。大好きな体温だ。

 僕が思わず「キャラ大好き……」と呟くと、キャラは「朝から気持ち悪いな」と顔をしかめる。そんな彼女もとても愛らしく見えるのだから、僕は末期だと思う。

 でも仕方ない。それもこれもキャラが可愛過ぎるのが悪いのだ。

 そう言えば、サンズもそんな事を言っていた。フリスクが可愛過ぎて毎日×××だの××××だのとか。あれはきっとロリコンというやつだから僕とは違うと思いたい。でも凄く共感出来てしまう。

 不意に、僕の手をキャラがそっと掴んだ。より強くキャラの体温が感じられて、僕の心は歓喜に満ちる。

 振り向くと、キャラは小さく笑う。そして「お前の肉球は素晴らしいな……」なんて言うものだから、僕は思わず彼女を抱きしめてしまった。

 ああ、やっぱり僕のキャラは世界一可愛い!!

地底に二人[ifルートフラウィー視点]→←殺し続けて幾星霜[Gルートサンズ視点]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:燃え尽きふぉっくす | 作成日時:2018年10月27日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。