救世主？ ページ19
zm「なるほどなぁ、たまたま元カレが転校してきたと…ふぅん…」
静かな二人きりの教室でゾムに8割はかろうじてほんとの話をする。まぁ嘘はついてはないうん。
『そ、そうそう！いやぁほんとに気まず…zm「んで建前はええから、ほんとの事言ったらどうや?」………何を言ってるのかな』
やっっっっべぇ。やったわこれ。
カマかけに来てる感じじゃなくて、完全に確信もって聞いてやがる。
zm「俺、聞いたんよな。転生がどうとかって話してたの」
『すんませんほんとにあの記憶消してもらえますか』
zm「無理な相談やな」
鼻で私のお願いを笑い飛ばし、流れるように頭を下げた私の頭を雑に撫でるゾム。やめろセットしてんだこっちは。
zm「んで？何があったんや」
『…誰にも言わないって約束してくれる…？』
ここまできたらもう騙せないだろう。
zm「…あぁ、分かったわ。これは俺とお前の秘密や」
口に人差し指を当て、もう一度秘密な、と言うゾムに軽く笑みが溢れる。
『…うん、信用するよゾムのこと』
さっきよりも小さい声で転生やアイツのこと、前世での全てをゾムに話した。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
？side
『私ね、殺されて転生したの。
ちょっと…でもないわ、愛が重た過ぎるヤンヘラちゃんからグサグサ刺されて、この世界にきたんだよね。』
もはやNo. 1ホストの気分だわ、なんておちゃらけたAちゃんの声が教室から細々と聞こえる。
zm「お前それ笑い事ちゃうぞおい」
軽く呆れたような声はゾムだろうか。
静かな、ほとんど人がいない朝の学校。二人の声に耳を研ぎ澄ませる。
職員室に忘れていったAちゃんの上着を届けにきたのだが、少しばかり厄介なことを聞いてしまったらしい。
「転生者…ね…」
誰にも聞こえないような小さな呟きが口から漏れる。
コンちゃんはこの事を知っているのだろうか。
………いやきっと知らないだろう。Aちゃんが素直に恐怖の対象であるコンちゃんに話をするとは思えない。
ふと顔を上げ、窓に反射した自分の顔を見つめる。
藍がかった青色の髪と瞳、そして容姿に合わせるように買ったニット帽とジャージ。
深くため息を吐き、話は何一つとして聞いていないただの先生として教室に入ろう。
いつも通りの笑顔を作って扉を開く。
「おーいAちゃんいるかぁ？職員室に忘れ物してたぞー」
『っ！？らっだぁ先生っ！？あ、私の上着！すみません忘れてました！』
驚いた後に可愛らしい笑顔で俺の元へ駆け寄ってくるAちゃん。
あぁやっぱりずるいなぁ君は。
rd side fin
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badendingが好きすぎる人(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです! (4月15日 2時) (
レス) @page20 id: 72c8a53bfa (このIDを非表示/違反報告)
ちょい。 - あぁスキィィ年齢差がもう、あの、いい(語彙力) 私の好みどストライク過ぎです☆ (11月9日 10時) (レス) @page18 id: ee761176f2 (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 一目惚れってなったことないけどなんか凄そう(語彙力)っていう偏見があるんですよね←どうしよう、教師と生徒なのに友達感覚にみえる()でも仲良さそうなのでOKです☆ (7月2日 15時) (レス) id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
白26(プロフ) - Luna@ルーナ二世さん» コメントありがとうございます！！年齢差良いですよね！！？どストライク決めちゃいましたっ☆ (2023年5月3日 20時) (レス) id: 60fe05afdb (このIDを非表示/違反報告)
Luna@ルーナ二世(プロフ) - ﾋﾔｧｧｱｱｱｱｱｱｯｯ好"き"で"す""ﾔﾝﾃﾞﾚcnﾁｬﾝ……ってコト？！（？）年齢差がとてもどストライクですねｹﾞﾍﾍﾍﾍ💕← 更新頑張ってくだせぇ！！応援してます！！ (2023年5月3日 8時) (レス) @page5 id: b37a8b9630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白26 x他1人 | 作成日時：2023年4月30日 21時
