魔法のスケッチブック Sano Reo

＿＿＊スケッチブック２７ ページ28

　暖かい感触がゆっくりと消えていく









A「...//」

玲於「..../」









　――――――――ギュッ









　佐野玲於の顔を見るのが恥ずかしくて下を向いていると









　優しく抱き寄せられた









玲於「....俺、Aのことめっちゃ好きだわ../」









　そう耳元でささやいた









A「あっ.../私は」









　今まで何も起こらなかった高校生活が









　一つのスケッチブックによって









　芸能人とカップルになる









　こんな嘘なのか嘘でないようなこと









　ホントに起こるんだ









玲於「どうしたA？」

A「..え」









　佐野玲於が私を呼ぶ声をして思わずパッと顔をあげた









A「//」









　目の前には佐野玲於のきれいな瞳でみつめられていた









玲於「ふっ、かわいい」









　私の頭をポンッと優しくたたいて私から離れた









　少女マンガでイケメンがやるようなこと






　今までどのくらい少女マンガを見たことやら...笑









　憧れていたことが起きるとは...

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