皇帝の後悔 ページ8
野坂side
僕がAを怒らせてしまった。
西蔭「……さん………野坂さん！」
僕は西蔭の声にはっとした。
野坂「西蔭、僕も少しこの場を離れる。後半になったら戻って来るから。」
そう言って僕は笑った。西蔭はいつも僕の事を心配してくれる。でもこれ以上は心配させたくないから僕は笑った。そしたら西蔭も笑ってくれる。
野坂「…じゃあ行ってくるね。」
僕はAを探すため、この場を離れた。
Aは昔、僕に初めて話しかけてくれた。
『きみ、名前なんて言うの？』
『の…野坂、悠馬…。』
『へぇ〜！カッコイイ名前だね！私は白鳥A！よろしく！』
いつの日か仲良くなったんだっけ。
笑い合って、時には喧嘩して、からかって、ほぼ相性が合わないけどでも、僕は
Aを嫌いになった事なんて一度も無い。
『ゆうまが持ってるお人形、かっこいいね。化身みたい。きっとゆうまを守ってくれるよ！』
『…Aちゃん、泣いてるの？』
『な、泣いてないよ！』
『嘘、泣いてるじゃない。』
『ゆうまが羨ましいから。だって守ってくれる者がいる。』
『泣かないで…Aちゃん。僕が、君を"守るから"。』
Aは覚えていないだろうな。この言葉を。
……ねえAはさ、どうしても一人で抱えて
生きて行くしかないの？
僕が出来ることは無いの？
…僕はこんなにも昔からAの事が好きなのに。
…………"好き"？
僕はAが好き…？
野坂「一体なんなんだ…好きっていうのは。」
全く分からない。好きとか。
今まで恋とか分からなかったからかな。
野坂「それならこの気持ちはまだ伝えない。」
だって変なフラグが立っちゃうでしょ？
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雨紫陽花(プロフ) - 白波小雪さん» コメントありがとうございます！！作者からのお話でも書きましたがネタが無いためこの物語の続編は書かない事にしました…。申し訳ございません…！！この物語見て下さって本当に感謝です！ありがとうございました！ (2019年2月4日 20時) (
レス) id: 4235fa7708 (このIDを非表示/違反報告)
雨紫陽花(プロフ) - 菜野さん» コメントありがとうございます！！実はこの物語の続編(オリオンの刻印)は書かない事にしました…。作者からのお話でも書きましたがネタが思いつかないので…。楽しみにして下さったと思いますが本当に申し訳ございません！！ (2019年2月4日 20時) (レス) id: 4235fa7708 (このIDを非表示/違反報告)
白波小雪(プロフ) - 1話からズラーッて見ました！！凄い面白かったです(●´▽`●)続編希望……オリオンの刻印で作ってくださるととても嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年2月4日 19時) (レス) id: 5a0cccdc87 (このIDを非表示/違反報告)
菜野 - オリオンで続きを作って下さると嬉しいです…！！ (2019年2月1日 1時) (レス) id: dc950b7be6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 他の小説が出たら必ず見に行きますから！(*´∇｀*) (2019年1月31日 0時) (レス) id: f919540a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨紫陽花 | 作成日時：2018年12月29日 23時
