偽りの女帝 ページ15
今日もいつも通りに授業を受けてさようならの時間になった。実は昨日のギャルのモブ女5さんの机と私の机変えようとしたら野坂に止められたんだよね…。だから当然睨まれた。
全く、野坂ったらどういうつもりよ！…って今更思ったんだけど…
西陰と野坂が廊下で話していたタクティクス、野坂は彼女には使わせないって言っていたけどやっぱり彼女持ち…？
A「くっそ〜…騙したなアイツ。」
ってヤバい！もう部活行かなきゃ…！
そう思って鞄を持って教室を出ようとすると
野坂「A、一緒に行こう。」
……へ？野坂？
A「なっ、別に良いけどどしたの。」
野坂「意味は無いよ。今日は西蔭が監督に呼ばれて先に行ってしまったからね…代わりってやつかな。」
A「変なの。」
……でも本当に西蔭の事好きなんだな。
私と野坂は部活へ向かっていると急に野坂が言ってきた。
野坂「…ねえ、Aってさ今でもサッカー好き？」
サッカーが好き……？
私はその言葉に返す言葉を喉から詰まらせてしまう。
『なんだよ！！シュートしろよ！！』
『戦術の皇帝と違ってなんで何も出来ないのよ！魔術の女帝は期待外れ！！！』
……そんなサッカーが、好き……？
"ゆうま！私ねサッカー好き！"
…今と昔は違う。でも野坂は私にサッカー好きか聞いてるんだ。巻き込んではいけない野坂を。…答えはもちろん決まっている。
A「当たり前じゃん。サッカーは私の命でもあるよ。」
私が笑って答えると野坂はそっか。と少し喜んでいるように見えた。
…やっぱり貴方には迷惑かけられない。
正直サッカー好きなのか自分でも分からなくなってきている。
もしかしたら好きの"真逆"なのかもしれない。
分からない……分からないよ。本当の自分が。
A「野坂もサッカー好き？」
私が野坂と同じ質問をすると野坂は答えた。
野坂「…サッカーは好きだよ。」
あぁ良かったサッカーは好きと言ってくれて。
貴方には好きでいてほしい。
やっぱり私には本音が言えないや。
偽りの強い自分が本当の弱い自分を隠そうとしている。
なんて苦しいんだろう。本当の事が言えないって。
A「さぁ明日試合だし、頑張りますか。」
野坂「そうだね。」
……あれ、気のせいかな。
一瞬野坂の表情が曇ったのは。
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雨紫陽花(プロフ) - 白波小雪さん» コメントありがとうございます！！作者からのお話でも書きましたがネタが無いためこの物語の続編は書かない事にしました…。申し訳ございません…！！この物語見て下さって本当に感謝です！ありがとうございました！ (2019年2月4日 20時) (
レス) id: 4235fa7708 (このIDを非表示/違反報告)
雨紫陽花(プロフ) - 菜野さん» コメントありがとうございます！！実はこの物語の続編(オリオンの刻印)は書かない事にしました…。作者からのお話でも書きましたがネタが思いつかないので…。楽しみにして下さったと思いますが本当に申し訳ございません！！ (2019年2月4日 20時) (レス) id: 4235fa7708 (このIDを非表示/違反報告)
白波小雪(プロフ) - 1話からズラーッて見ました！！凄い面白かったです(●´▽`●)続編希望……オリオンの刻印で作ってくださるととても嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年2月4日 19時) (レス) id: 5a0cccdc87 (このIDを非表示/違反報告)
菜野 - オリオンで続きを作って下さると嬉しいです…！！ (2019年2月1日 1時) (レス) id: dc950b7be6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 他の小説が出たら必ず見に行きますから！(*´∇｀*) (2019年1月31日 0時) (レス) id: f919540a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨紫陽花 | 作成日時：2018年12月29日 23時
