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枕…丸太…？の一番隅に明日の着替えを置き、大勢で寝ることに抵抗があるため就寝場所の抗議をしようかて思っていると、部屋の襖が開いた。
振り返ると、幽だ。
「幽、上がったんですね」
「っ！？…あ…いい湯でした…」
声をかけるとビクッと肩を震わせる幽。脅かしたつもりはないんだ。
幽は自分の荷物の前で座り、鞄を開いてごそごそとおそらく明日の着替えを取り出した。
…今なら二人きりだ、いい加減親睦を深めたいところだ。幽とはずっと仲良くしたいと思っているのに、連絡先を聞き出して以来全然進展がない。
「…ねぇ、幽？」
「…なんですか」
…話しかけたはいいが、内容を全く考えていなかった。
こちらを見る幽。
「…えと……その、今度、どっか、出かけませんか…？」
私はなにを言ってるんだろう。今世紀最大のうっかり発言だ。
幽は眉をひそめている。また変な被害妄想だろうか。
大方、「大して仲良くもないのになぜ僕を誘うんだ？まさか僕がAさんの誘いにまんまとのったなどと浅霧あたりと笑い者にする気だな…！」だろう。
よくよく考えると、別に幽とめちゃくちゃ仲がいいわけではないのに何故こんなおこがましい事を言っている？外出は好きだが、幽を誘って行って彼が楽しめるような所、私知らない〜。
それに、発言がなんの脈絡もなく急すぎてもう、なんと言うか、"やらかす"ってこうゆうことなんだろうな。穴があったら棺ごと入りたい。
冷や汗がめちゃくちゃ出る。
「あ、幽、その、その、はは…」
私は日本語が喋れなくなってしまったのか。次の言葉が出てこない。
「…この前頼まれた、お祓い。」
「え？あっ」
ぼそり、と幽が話し出した。
お祓いとはいつの事だったか…
「…僕のせいで…まだしていなかったので、今度神聖な場所まで行ってそこでやりましょうか」
「…本当ですか…？あ、ありがとうございます」
精一杯の笑顔(あまりできてない気がする)を向けると、なぜか頭を下げられる。そしてはっと気づいたようにまた私を見た。
「…出かける、というのはこれでも良いんでしょうか」
気遣いマックスハートか。プリキュアか。
思わずクソつまらないツッコミが口から出そうになった。
気持ちを抑えながら話す。
「勿論。幽とお出かけするのを糧に、合宿頑張りますね」
「…っ…はい、僕も」
幽がそう言った直後、湊と新兎君が入ってきた。
…私は幽に微笑みかけてから、就寝場所の講義のために部屋を出た。
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クウ(プロフ) - 初めまして。続き楽しみです。 (2020年7月25日 17時) (
レス) id: e1d577414c (このIDを非表示/違反報告)
ハト(プロフ) - るーさん» 返信が遅れてすみません。ありがとうございます！短編集の件ですが、なかなか更新できていなくて、もう何話か書いてから公開しようと思っております。それまでお待ちいただけると嬉しいです！！ (2019年9月3日 7時) (レス) id: 28b0102360 (このIDを非表示/違反報告)
るー - 夢主ちゃんがすごくタイプで好きな感じです。ストーリーも面白いです！これからも応援してます！もしよければ短編集の方のパスワードを教えてもらってもいいですか？ (2019年7月30日 23時) (レス) id: e7803b918a (このIDを非表示/違反報告)
ハト(プロフ) - レス返せてなくてすみません！どの激励のお言葉も嬉しく読ませていただいています！！二期始まる前に完結させれるように頑張ります……！！ (2019年7月26日 16時) (レス) id: 28b0102360 (このIDを非表示/違反報告)
hermes753(プロフ) - 初めまして!めっちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃいました。更新待ってます!!! (2019年6月18日 0時) (レス) id: 8867b9a324 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハト | 作成日時：2018年11月29日 11時
