六話目 10歳 ページ8
お師匠様…カイト。お元気ですか?僕は今、メンタルがヤバめです。
「久しいな。露伴。」
と、満面の笑みで僕に近づいて来るお父さん。イケメンである。でもね。なんで今日も血付いてんの?もう慣れたけどね。見慣れちゃったけどね。
「久し振り。お父さん。今日はどうしたの?」
「あゝ。露伴はいつも訓練頑張っているだろう?
お前はすぐに訓練に慣れてどんどん強くなるからな。もういいと思ってな。」
え。じゃあもうあのゾルディック家もどきの訓練しなくていいのかな?良いの?マジで?本当に?
ヨッシャァァァァァァァアアア!
お父さん、あざーす!するとお父さんはにっこりと笑い、
「もうそろそろ、実戦に移ろう。」
は?ん?えぇ〜っと?
「じ、実戦?って?」
お父さん?ちょっとちょっとちょっと。え?
お父さんは僕の頭を優しく撫で言った。
「そう。実戦。
………………………暗殺さ。」
ふっ。なんとな〜く分かってた。本当にゾルディックだなぁ。もうさ。何なの⁉え?暗殺?暗殺ってアレだろ。アレ。えー。無理なんだけど。僕、元一ッ星(シングル)ハンターよ?確かにさー。時々悪人という悪人をバッサバッサ倒したけど流石に殺すまではしてないよ?お師匠様の教えが「無駄な殺生はしない」だかんな。はぁ?マジさ。ふ・ざ・け・ン・な?
はぁ。
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作者名:枝豆レモン | 作成日時:2021年4月11日 21時