不良娘102 ページ12
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私は改めて自分の身なりを確認してみた。
高校に行きながらバイトをしている兄の稼ぎだけで生活している私にしっかりしたオシャレなんてする余裕は無い。
一応服を買ってもらえはするしダサくならない程度に気を使ってはいるが、飛び抜けて可愛い物はやっぱり高くて手が出せず妥協しているし、
持っている数も少ないから洗濯を重ねるうちにヨレヨレにもなってくる。
神童先輩と比べるどころか明らかに他の一般人以下の身なりである自分はどうしても惨めに感じてしまう。
でもだからといってここで帰るのはもったいないように思い、私はそのまま神童先輩についていった。
神童邸に入り、まず居たのはメイドの格好をした女性の２名だ。
メイド「拓人坊ちゃま、お帰りなさいませ」
A(『坊ちゃま』！？ お手伝いさんまで居るの！！？)
そうこうしているうちに他のメイドさん達もやってくる。
メイド「お帰りなさいませ拓人坊ちゃま」
メイド「お帰りなさいませ」
A(ひえ〜何人も居るんだ！)
ご丁寧に並んで頭を下げている。
神童「ただいま」
メイドさん達が頭を上げると、１人が神童先輩に近付き小声で話した。
メイド「そちらは」
A(私の事か！)
神童「こちらは１つ学年が下の円堂Aだ。俺の大切な友人だ。丁重にもてなしてくれ」
『大切な友人』…
A(嬉しいな。家の人に…大切で、それも友人として紹介してもらえるなんて)
A「お、おジャマします…」
私はメイドさんにお辞儀をして中へ上がった。
家の中は全体的に白くて高級感に満ち溢れている。
内装から絨毯から飾ってある絵から置物から、ただの廊下だというのに高そうな物ばかり。
A(うっかり壊してしまわないように気をつけないと…)
そんな気持ちはもちろん、ヨレヨレの服装的にも自分の場違い感に引け目を感じてしまう。
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ぷでぃん。 - 続きはぁぁぁっっっっっっ!!!!!!!!!!!! (8月24日 19時) (
レス) @page14 id: b30dccb6f5 (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - 久々にのぞいて読み返してきたけどやっぱり物語の構成とか本当に面白いし、正直言って文章は小説っぽくないけど、人物の心情やらセリフが胸に響いてそんなこと気にならない！本当に大好きです。更新頑張ってください！ (2021年7月2日 12時) (レス) id: 8486f071d9 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 早く読みたいです。頑張ってください。 (2019年7月7日 1時) (レス) id: cc53f064fa (このIDを非表示/違反報告)
慎(プロフ) - 早く更新してください (2019年4月1日 1時) (レス) id: ce8c49ca0d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 生きてますか (2019年2月12日 20時) (レス) id: 84d0cbf2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生のスタッフ
| 作成日時：2017年8月28日 4時
