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『えー次の中間テストでは〜〜〜………』
あー。案の定学年主任の話は長い。
体育館で約30分体育座りをさせられて、ひたすら先生達の話を聞かされる。
もう疲れたなぁ。
隣のクラスの方に視線をやると京介は下を向いて寝ている。あいつ、集会中毎回寝てんじゃん。寝る割に文句ばっか垂れやがって。
……寝顔かわい。
こんな風に思う私は本当末期かもしれない。
・
｢はぁーさっきの集会ダルすぎたよ…。｣
｢あんたいっつもそれじゃん。笑
A、好きすぎて性格も藤牧に似てきたんじゃない？笑｣
｢………あぁー。…ね。｣
｢あ…ごめ。｣
昼休み。
前後の席を陣取って詩織と一緒にお弁当を食べる。
詩織、気使ってるなぁ。京介の事。
｢詩織、私大丈夫だから。｣
｢え？｣
｢逆に京介を諦める良いきっかけだしさ。
あいつが私に振り向かない事くらい分かってたよ。｣
｢…それ本気で言ってる？｣
｢……。｣
｢気使わないで正直に言っていい？｣
｢うん。｣
そう言うと詩織は箸を置いてしっかりと私の目を見て話し始める。
｢藤牧さ、Aの事好きなんじゃないかって噂立ってたんだよ。しかも歩乃華ちゃんと付き合うほんの寸前まで。
…なんかおかしくない？
藤牧その噂否定した事無かったんだよ…？
うち絶対あんた達は両思いだと思ってた。
歩乃華ちゃんも歩乃華ちゃんでなんでこのタイミングで藤牧と付き合うのかな…。
普通そんな噂出てる人と付き合うのってなんか気まづくない？
…藤牧、本当に歩乃華ちゃんの事好きなのかな？｣
そんな噂初めて聞いた。
京介が私の事好きってのを否定しないって、なんでよ。
京介いつも思わせぶりな事ばっかするじゃん。
本当。本当、さぁ……。
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黒姫(プロフ) - ななしさん» コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただけているなんて本当に嬉しいです…！;; これからも是非よろしくお願いします♪ (2022年3月28日 18時) (
レス) id: e73511d999 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - お話好きすぎて他の作品も全て読んじゃいました！お話の続き楽しみにしています⋯🥰 (2022年3月28日 11時) (レス) @page4 id: 18bfafaa9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒姫 | 作成日時：2022年3月25日 1時
