【運命】のいたずら (ページ6)

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裏切り。ページ6

YH『あぁー...やっぱり落ち着く(笑)』

お風呂上がりのユノが...リビングに戻ってきた。

『タイミングバッチリね(笑)ちょうど今...用意終わったところよ？』

YH『わぁー...美味しそう！いただきまーす！』

『あっ...ユノ！ちゃんと座って食べて？いつも言ってるじゃない...』

YH『(モグモグ)...だって...我慢できなかったんだもん(笑)』

『もう...(笑)』

たまに見せる...こういう【仕草】が...

私の心を離さない。

なのに...どうして...

YH『あっ...A！』

『うん...？』

キッチンで...洗い物をしている私に...

ユノが...話しかけてきた。

YH『あのさー...ホント急なんだけど...』

『...何？早く言って？』

YH『あっ...うん...(ポリポリ)...実はさっき...玄関先で...【お隣りさん】に逢ったんだよね...』

『...えっ？【お隣りさん】...？』

洗い物をしていた手が...止まる。

YH『そう...お隣りさん！(笑)それで...実は...』

...ドクン。

YH『...土曜日...バーベキューやりませんかって...誘われちゃったんだ...お隣りさんに！(笑)』

...パリンっ！

『あっ.....っ！！』YH『ちょっと...Aっ！？』

思わず...【動揺】してしまい...

洗っていたお皿が...割れてしまった。

YH『ちょっ...大丈夫か！？』

『あっ.....うん！これくらい...』

ジンジンする...私の指。

YH『バカ...！切れてるじゃないか！』

ユノが...急いで救急箱を取りに行く。

私は...流れる【血】を...ただひたすら見ていた。

(どういう...こと？ねー...チャンミン！)

無意識にギュッと...握りしめた指先から...

ぽたぽたと垂れていく。

YH『あっ...何やってるんだ！』

...バシッ。

ユノに...叩かれて...ようやく事の重大さに気づいた。

『あっ...ごめん...ごめんなさい...！』

YH『もう...それ以上喋るな！はぁー...痛かったろ...こんなに血が流れて...』

『ユノ.....』

こんなに...【優しい旦那様】...

どこ探しても居ないのに...

私は...

貴方を...【裏切った】...。

苦しくなるほど...

貴方を...【裏切ってしまったのだ】...。