向日葵みたいな君8

291.青side ページ5

「…………は？」





漏れたような声を出して
照史が完全にフリーズしとるw





相変わらずぶっ飛んでるな


地味にNGワードかと思って
俺達誰も触れてないのに


自分からぶっ込んで来るん？！





まぁ、姉ちゃんらしいちゃらしいか





「なぁんでそんな質問やねんw」

「だって………」

「それが今、一番聞きたい事なんか？w」

「今、一番かわかんないけど
　聞きたい事の1つ」






照史はずっと固まったまま

(´･ꚁ･`;)って顔してる

この上なく答えにくいやろな






「なんで姉ちゃんが『してほしい事』ちゃうねん」

「だって、沙耶ちゃんは私の大切な友達だもん」






相変わらず周りを優先するんやな

こんな時まで





今夜かも明日かもなんて状況やのに






ハグして欲しいって言えや

キスして欲しいって言えや

話がしたいんやろ？

一緒に居りたいんやろ？





照史はフリーやって伝えたやん

沙耶さんの事なんて知らんふりして
残りの時間、ずっと一緒に居ったらええやん





「人の事やなくて自分の事を優先せぇ
　もっと大切な事あるやろ」

「これも大切だもん」





そう言い切ると
照史に視線を向けた





「沙耶ちゃんの事、本当に好き？」





俺に助けて欲しそうな視線を向けるけど
出来るフォローはした

なんて答えるかは照史次第やで





「……………ん」





YESともなんと言えない
小さな返事が聞こえた





「駄目、ちゃんと言って」





即座に詰めた姉ちゃんの圧に負け


俯いて
かなり言いにくそうに溜めてから
「………せやな」と答えた

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