8話 ページ9
ピンポーン
チャイムの音を聞き、玄関を開けた先にいたのはまふまふさんとそらるさんだった。
まふまふ「Aさん、今ちょっと時間ありますか。大事な話があります。」
…絶対私がリスナーな事についてじゃん。
A「…はい、私も話さないといけないことがあります。」
私の部屋には椅子が2台しかないこともあり、1人だけ可哀想なことになってしまうということでまふまふさんのお宅にお邪魔することになった。湧きポイント100点入りました。
冷静を装っているが、至って平常ではない。しにそう。
だって推しのお家だよ！？無理無理無理！！！え！？何私明日死ぬの！？いやこれから死にに行くようなものなんだけどね！！！
まふまふ「えーと、何から話しましょう…」
そらる「単刀直入に言うね、俺らのこと知ってるよね？」
ほんとに単刀直入じゃん！！！心の準備！シミュレーション！！
A「…はい。」
そらる「…ふぅん。知ってた？まふまふ」
まふまふ「…知らなかったです。」
A「あなたのリスナーであることを黙っててすみません。完全に自分の下心です。引越して、隣がまふまふさんのお宅であることを知って、でも隣に住んでるって優越感に浸りたくて黙ってました。本当にすみませんでした。」
…でもこれそんなに悪いことしてなくない？不可抗力じゃん、だって私引っ越すお金なんてないよ？？？まふまふさんにリスナーです引っ越してくださいなんて言えるわけないじゃん。
そらる「で、これからのこと。まふまふ、これ聞いてお前はどうするんだ？」
A「何様かと言われるかもしれませんが、引っ越すべきだと思います。何せ私はまふまふさんの家の住所を知ってるわけですし、いつ悪用されるか分かりませんし。」
言いたくないいいいい、やだ！推しのお隣に住んでたい！！
まふまふ「…そらるさん、ちょっと相談が…。」
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作者名：ベーコン | 作成日時：2024年3月10日 13時
