6話 ページ7
「ねぇ、君さぁ」
追いつかれてしまった...。もう逃げられない。どう回避しよう。どうしよう。どうし
まふまふ「あれ、Aさん？彼方さんも。お二人とも知り合いだったんですか？」
「...真冬」
A「あ、相川さん...」
救世主！！！！！
A「あの、この人に声かけられて...。」
まふまふさんがいるならしらばっくれなければいけない。
私は知らない人とエレベーターに乗り合わせて着いてこられたということにして...。
まふまふ「あぁ、僕の知り合いですね。」
A「あ、そうなんですね。すみません。失礼しました。」
知らない風を装って
「...ふぅん。まぁ、ごめんね。」
A「あ、いえいえ。ではこれで。」
鍵を見つけ出し、鍵穴に挿して回す。
A「では失礼します。おやすみなさい。」
ガチャ
...
A「...！！！！？？？？！？！？」
あーぶねぇー！！！！いや、アウトか...？うわ、やらかしたやらかしたやらかした！！！！
推しがお隣さんじゃなくなってしまう！！！いやだ！！！上手いことご近所付き合いしないと離れてしまう！！！！どうすればいいんだよ！！！ちくしょう！！！
...そらるさんに顔覚えられてたらもうイベントいけないね！！！悲しい！！！！いやもうまふまふさんにも完全に覚えられてたからどっちにしろ無理だけど！！！
...まぁ、推しの隣に住んでるって思えばイベント行けないくらい...ね？
いや〜でももしまふまふさんが引っ越ししちゃったら私に残るものが何も無い。うわ〜嫌だ。どうしようどうしよう。
私から話すべきなのか...？いや、自己申告はしたくない。いやでも黙ってた方が印象は悪い...！うわ、そらるさん(仮)の前で一緒に言っとけば良かった...！
もう言う機会がなくなってしまう...！まずい、やっぱりどこかでお話しする機会を...！
ピンポーン
...え？
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作者名：ベーコン | 作成日時：2024年3月10日 13時
