5話 ページ6
やばい、やばいやばいやばい…！
部活終わって午後8時。学校から帰ってきて、エレベーター待ってるんだけど、
後ろにそらるさん(？)いるんだけど！！！！！
やばい、私が後から来るパターンはシミュレーションしてたけど、そっちが後から来るパターンは想定してない！！
…あっ、エレベーター来ちゃったよ！！
まぁ怪しまれないようにとりあえず乗れ！！で！！先に階のボタンを押す！！
よしよし、大丈夫。怪しいところなんて何もない。このまま穏便に済まそう。とりあえず音楽止めてイヤホン外して...
ゴトッ
...スマホ、落っことしちゃった。
画面に広がるまふまふさんのイラスト(公式)！！
かつて私の手元にあったスマホはそらるさん(仮)の手元を通過して戻ってきた。
A「す、すみません。ありがとうございま...」
...あれ、受け取ろうとしても手を離してくれない？？
「...まふまふのリスナー？」
A「...？？？」
まずいぞ、どう乗り切るか。下手に嘘はつかない方がいい。多分、そんな気がしてる。それにまふまふさんを知ってるならそらるさんは知らないのはおかしい。そらるさんに気付くべきなのか...？
A「あの、もしかして、」
チーン
エレベーターが着いたようだ。
ここで私がとった行動は
A「あ、スマホありがとうございましたっ。」
スマホをぶんどって部屋へ向かう！！！！！
あくまでいつものペースで、早歩きにならないように気をつけ、でもきもーち早めに歩く。
鍵を挿せばこっちのもんだ。私がこのマンションの住人の証明ができる。
...まって、鍵どこに仕舞ったっけ？
リュックだから１回降ろさないといけない。やらかした。
自分の部屋の前に着いてしまった。やばい、私、絶体絶命！！
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作者名：ベーコン | 作成日時：2024年3月10日 13時
