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「わあ〜いたいた!ユンギヒョン!」
「…テンション高すぎホソク、急にびっくりすんだろ。」
「ヒョンが呼んだくせに〜」
「…別に」
クラブのバースペースに行くと
見慣れた派手な緑頭のユンギヒョンが見えた。
ヒョンとは大学時代たまたま参加したヒップホップイベントで知り合って、
ここ最近は、俺にとって毒舌だけど優しくて頼れるおじいちゃ…いや、お兄ちゃん的存在だった。(ジニヒョンは地元を出てから疎遠だった)
「おお、ホソク。久しぶりじゃん。」
「おお!ヌナ、どうも!」
そしてその隣で微笑む女の人が、
ユンギヒョンの彼女のミアさん。
この人とはヒョンを介して最近仲良くなった。
ヌナはとても綺麗でクールないかにもモテる女性という印象。
まあユンギヒョンの彼女ってだけあって、普通よりはサバサバしているけど、俺ら年下の面倒見はとても良くて、
「ホソク最近元気だった?」
「まあまあ。」
「あの幼馴染とは、どうなのその後?」
「ええ、なんもないっすよ(笑)」
ある時すごい酔っ払って話した俺の恋愛のことを
すごく気にかけてくれていた。
「頑張らなきゃダメだよ」
「なんでヌナはそんなに気にしてくれるんですか?」
「…まあ、私もそういう経験あるからかな?」
「え、まじっすか」
「おい、お前余計なこと言うな」
ヌナの一言にびくりと反応してユンギヒョンが不機嫌そうな顔をする。
まさか
「ヒョンとヌナも、幼馴染とか?」
「まあね、私達も付き合い長いんだよ。
でも付き合ったのは比較的最近なんだよ?
ね〜、ユンギ?」
「もうそういう話すんなって…」
この2人、本当にバランスが取れてるっていうか
前々から距離感とか会話が絶妙だとは思っていた。
なんか正直2人を見ると、Aのこと思い出すし
酔っ払った時も多分それでうっかり言っちゃったんだろうなあんなこと…
ああ…今思い出しても恥ずかしい…
でも、やっぱりそうか。
幼馴染だったんだこの2人も。
「…で、どうやって付き合ったんですか2人は?」
「どうって、普通に決まってんだろーが」
ユンギヒョンが急に頭をかくのは照れ隠しのサイン。
「…でも、子供の頃から一緒にいたらわかんなくないですかタイミングとか
俺は完全にわからなくて、ここまま終わりそうだし…」
「まあそうだね、私達もそんな感じだったよ。(笑)
多分お互いそうなんじゃないかな?その子も。」
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shino347(プロフ) - 今さらこんな素敵な話見つけてものすごく興奮しています。ほんっとうに作者様の文体、ストーリー、登場人物たちの性格、テンポのよさ、空気感、伏線のはりかた、全部が最高すぎます。もうほんとうに終始どっぷりはまりこんで読んじゃいました!更新がありますように!泣 (2019年8月20日 0時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 今日一気読みした者です!とっっても面白いです!ホソクメインのお話って少ないので……お話もどストライクです……!更新待ってます! (2018年5月26日 3時) (レス) id: b1b617f093 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみに待っております!(*^ω^*) (2017年10月7日 5時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
ジェンナ(プロフ) - 川猫さん» コメントありがとうございます!ホソクヘタレですよね← なんかちょっとたくさん出てきてややこしいかもしれないですが、これからも良かったら見てやってください! (2017年5月31日 0時) (レス) id: f81d841b81 (このIDを非表示/違反報告)
川猫(プロフ) - ほぷたん…一歩でいいから踏み込んでっ……!面白いです!関係が複雑でこれからどうなるのか楽しみ!更新ファイティンです!! (2017年5月30日 12時) (レス) id: 3210357195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジェンナ | 作成日時:2017年5月26日 17時