【∞】腐の塊【鯨人】 (ページ23)

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「な、ん…だよ」

「え、知らない？純粋だねぇ、ぼーちゃんは。これはね、ここに使うの」

ほとんど金具で出来たそれを、俺の勃ち上がったそこに取り付ける。締め付けられる感覚がなんとも言えない。ただ、少しばかり苦しい。なるほど、欲を吐き出せないようになっているのか。

「ひぁぁあ…っ…！！」

ぴんっとそこを弾かれて高い声が出た。それを何度か繰り返され、生理的に涙が出始めたとき、後ろの蕾にはもう何本も指が入っていることがわかった。

「っえ、」

「ぼーちゃんはきもちいいこと、好きだね」

おれげんていで。

そこからの意識はほとんどない。よっさんがかっこよかったことと、いつもより激しかったことと、あと、４回もしたってこと以外は、あんまり。

起きると、隣には少しシュンとした顔のよっさん。

「起きてたの？」

「…ん、」

少しよっさんの顔に罪悪感が見られる。それでもまだ怒ってるのはなんで。お酒の力？いや、抜けてるよね。

「まだ怒ってる？」

「うん」

あれ、珍しい。いつもなら相手に気を遣ってそんなことないなんて言うくせに。

「ごめんね」

「なにが」

「…安達さんの、企みに気付かなくて」

「…それは、いいの。」

「そうなの？」

「うん……でも、なんで飲んだの。あの調子だったら原液で飲んでたじゃんか。安達さんならもう少し疑った方がよかったんじゃない？」

…怒ってると言うか拗ねてる？

ちょっと可愛い。口に出すと房野の方が可愛いと言って力弁しだすから言わないけど。

「まぁ、これからは気を付けるよ」

「そうして。あとそれから、」

「ん？」

「俺以外に、なびかないで」

-END-

またまた放送。ぼーのかわいいよぼーの。