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○Story,10 ページ12

*次の日*

私は何とか重い体を動かし、学校に来た。

―ガラッ
教室に入ると 真っ先に飛んできたのは、(人4)。

「ちょっとA、アンタどういう事っ!?」

すごい剣幕で迫られ、混乱する私。

「ちょ、待って! どういう事はこっちの台詞!」
やっと自分の意見が言えて、ホッと肩をなでおろす。

「(人3)がね!幼馴染の(人5)と付き合ったらしいの!アンタこの事知ってた!?」

うげ、聞きたくない話・・・。

「知ってるよ〜・・・!」
何とかそういったものの、絶対 顔ひきつってるし。



「・・・A、ちょっと来て。」
(人4)が、私を廊下に引っ張り出した。

私は黙って、(人4)の言葉を待つ。

「ねぇ、Aは本当にそれでいいの?」

いつになく真面目なその表情が、私を緊張させる。

「私はAじゃないから、Aの気持ちはわからない。
  でもね・・・・・」

嗚呼、(人4)は こんなに私の恋に真剣になってくれてたんだ。

「自分の心を決めるのは、結局 自分なんだよ。」

そう言うと(人4)は、女神の様に笑った。

「うん・・・!
  私もう少し、頑張ってみるよ!!」

こう、宣言した。

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作者名:林檎 | 作成日時:2012年12月1日 18時

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