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『あの……ここをちょっと教えてもらっても……』
「ごめん、忙しいから別の人に聞いて」
『……あの、確認だけでも……』
「ほんと、急がないとダメだからっ」
『お時間ちょっといいですか…？』
「悪い、手が離せなくて」
『……』
『あの……』
「…………(無視)」
……惨敗。
なんで誰も聞いてくれないの!?
ﾊﾆ「真剣な心が大切なのよ。」
私が「うー」と項垂れていると、
ハニちゃんはそう言って私に微笑む。
………………優しい。
やっぱり、さっきのは聞き間違いだ。
でもだとしたらさっきは何を言ったんだろう。
わかんないな……。
真剣な心か……。
分からないけど、先輩に聞いてみよう。
そう思いながら向かった。
『あの、先輩 質問があってお時間いいですか？』
今回もまた断られるんだろうな。
そう思いながら返事を待った。
目の前にいるのは櫻井孝宏さん、。
ニコニコしてる。
櫻「いいよ、どこか分からないの？」
『…………えっ、いいんですか？』
櫻「うん。…なんか新人さんが色んな人に聞いて走り回ってるって聞いたから気になってね笑」
櫻井さんは私の持ってる台本を見た。
……優しい。天使か。
いままで断られ続けていたから余計、櫻井さんがキラキラして見えた。
まさか櫻井さんに救われるなんて。
先輩として尊敬してる1人の櫻井さんが私の為に、
『ありがとうございます……っ』
私は深く頭を下げた。
櫻「大丈夫だよ、それで…？どうしたの？」
『あのですね、━━━━━━━━━って所なんですけど』
櫻「あぁ、そこは━━━━━━ とかどう？」
『あ、いいですね！ ありがとうございます！！』
『あの、お礼に何かしたいのですが…』
櫻「気にしないでいいよ、」
『でも、』
櫻「じゃあ、"2人"でご飯行こ？」
『是非……！』
＊＊＊＊＊
梶「……大変だ、僕のAちゃんが……」
「あぁ、櫻井さんめ！ずるいいい」
続く (更新停止中)
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作者名：おちゅ | 作成日時：2020年2月17日 6時
