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叶「おいし」
『ほんと？良かった』
屋上の塔屋の影、叶くんと平和に調理実習で作ったクレープを頬張る。
叶「お味噌汁飲みたくなってくるね」
『お味噌汁』
一方、魔界でも人間界でも教育係から逃げ回っている葛葉は広々とした屋上を使ってピンク髪のお兄さんと駆け回っていた。
『あんなに綺麗な先生居たっけ』
叶「違うんじゃないかな？葛葉の方な気がする」
葛葉の方って言うのは魔界出身という事なはず…そちらの方はみんなルックスがズバ抜けている気がするけれど共通点だったりするのかな。
『そうなんだ…あっ、そいえば叶くんも敬語抜けてきた』
叶「じゃあこれからは敬語ガッチガチでいきます」
『なんでよ同い年じゃん"っ"っ"』
声を立てて笑う叶くん。一年生の夏頃に叶くんとすぐ打ち解けたおかげで話しやすいけれど、遠慮しているとも言えぬ絶妙な距離感があった。
叶「そういうとこ好きだな〜…」
物言いたげな表情と、零れ落ちたみたいに危ない言葉を使われた。
どういう意味か聞こうとするのは野暮かな？なんて返すのが正解なんだろう。独り言みたいだから何も言わなくても…いやそれはちょっと気が遣えてない？
『……わたしも叶くんのこと好き』
何も言わずに固まる叶くんと、思った事をそのまま直接言ってしまったわたし。さっきまで言い合いをしていた葛葉と綺麗なお兄さんの声も一瞬だけ揺らいだ。
『…えっ？好きだよ、みんなのことすき！』
叶「っふ、急に子どもみたいになるじゃん！」
可笑しそうに笑い出す叶くんを見て安心する。違う！とか言えなくて幼児みたいなこと言っちゃったし、己の失態が恥ずかしすぎて『わらうなぁ…』と俯いた。
そのあとは他愛のない会話に戻ったけれど、叶くんの好きは分からないままだった。
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話の進み方は本視点に合わせてます！この話の裏の一週間で3人は仲良くなりました、わかりにくくてごめんね
回想する時は徐々にフェードアウトしてく感じです
そして夢主が可愛いのはここからです(^_^)♡ 可哀想なのもここからです。(マルハラ)
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Akari(プロフ) - 好きです！！！！！ (2月22日 16時) (
レス) id: 1f23cac0e5 (このIDを非表示/違反報告)
華凛(プロフ) - 面白くて読んでいてとても楽しいです！意見を言わせて頂けるならば作者様のおっしゃられていた『』の区別とkzhを「」名前につけることを提案させていただきたく存じます… (2月21日 21時) (レス) @page4 id: 94dc381872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねゆ | 作成日時：2024年2月20日 18時
