きっずついんとかみしげぱぱ

運命です。 ページ1

緑side



仕事終わり。


午後10:00。



子供なんているはずないよな。


いないよな。



…いたんやな、それが。



いきなり泣き声が聞こえたと思ってたら、



どんどん近づいている気がする。



あっちが近寄ってんとちゃうくて、



俺が近寄ってん。


帰り道…ってのもあるんやけど、



まぁ、その…心配やしね。



こんな暗い中子供1人は。


1人か知らんけど



とりあえず行く。



「うわぁぁぁぁぁああんっ！！！」



うるさいうるさいうるさいうるさい。



「ぼ、ぼくー？どうしたのー？」


少ししゃがんで聞いてみる


「おじさん…誰やのぉぉぉぉぉおお！

うわぁぁぁぁぁああんっ！！！」


え、俺不審者みたいやん！


もう助けてやらん！


とは行かず。


「ちゃ、ちゃうよ。おじさんね、


君を助けてあげるから、話聞いてや？」


するとその子は泣くのをぴたりとやめて


「おじさん、助けてくれる…？」


涙目で言ってきた。


あ、かわええやんけ くそ



「ま、助けてあげるから何があったか教えてや？」



「おん…」

とぅー！→

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