____5_______彼____ ページ14
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龍「え、裕太くんどうしたん」
珍しい、と龍友は茶化した表情で近付いてくる。
急遽決まった出張なので、まだメンバー達は今日の夜発つことは知らない。
裕「今日の夜からおらんから」
龍「え、Aちゃんどこ行くん」
「上海。他のグループのチームに欠員が出たから、代打で出張になったんだ」
龍「そっかー。そりゃ寂しいなー」
「でも私も仕事あるんですけど...(笑)」
そんな話をしていると、玲於、メンディー、隼、と続々とメンバーが到着した。
隼「何、イチャつくやん」
メ「珍しい」
玲「見せつけてんなよ」
龍「今日の夜からAちゃん出張で上海なんやって」
あーそういうこと、と玲於はあっさり納得する。
「あの、そろそろメイク始めないと」
裕「じゃあ俺からして」
そう言って手を引いて、鏡の前に座る。
隼「手離さないと仕事できないんじゃないの(笑)」
裕「わかってるわ」
隼に言われてようやく手を離した裕太を見て、Aはホッとする。
裕太のメイクを始めると、亜嵐と涼太もやって来て、ようやく全員集合する。
「ファンデーション塗りますねー」
裕「はーい」
「最近肌の調子良さそう」
裕「Aちゃんがしてくれるからやん」
龍「おーおー、何をしてもらってるん?」
茶化すように龍友が割って入ってくる。
「スキンケアだよ(笑)裕太自分じゃ何もしないから」
龍「めっちゃ甘えるやん」
裕「自分だって甘えてるやろ、アホ」
邪魔されたのが嫌だったのか、単純に恥ずかしかったのか、裕太は龍友を払いのけようとする。
龍「あー、怖い怖い。今日はずっとこの調子やな」
そう言って龍友は去って行った。
「優しくしなよ」
裕「いっつもこんな感じやし」
「はいはい(笑)じゃあ眉毛書くね」
裕「ん、お願いします」
メイクをしている間も、Aの顔をじーっと見つめている。
「そんなに見られると恥ずかしいんだけど(笑)」
裕「だって3日間も会えへんのに」
「3日なんてあっという間だよ」
裕「Aがおらんなんてありえへん」
不意に呼び捨てにするので、Aは思わず手を止めてしまう。
「...ドキッとするからやめて」
3秒ほど固まって、再び手を動かし始めた。
裕「だって余裕見せられたらムカつくやん」
「ご期待通り今余裕ないよ?」
そう言うと、今度はヘアセットに取り掛かった。
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____歳_______氏____→←_____________の____
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べてぃ。(プロフ) - aggyさん» ありがとうございます!ほのぼのした感じが伝わって嬉しいです(^^)今後とも、よろしくお願いします! (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» 返信遅くなりました。そう行ってくださると嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。ほのぼのてした感じで、可愛いカッコいい裕太くん最高でした!めっちゃきゅんきゅんしました〜! (2020年1月20日 22時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - もう、きゅんきゅんしすぎてじあわぜ〜です笑 (2019年12月29日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - こことさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(^^) (2019年12月20日 3時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べてぃ。 | 作成日時:2019年11月6日 0時