_____________枚____ ページ3
.
裕「Aちゃんが馴染んできたのは嬉しいけど...ちょっと寂しい」
「そんなこと言ったら、私だってすっかりドームアーティストになっちゃって寂しいんだけどな」
そう言って、お腹に回ってきた手を握る。
裕「そんなん言ったら、Aちゃんはドームアーティストの専属ヘアメイクやん」
「でも私は私だよ?」
裕「俺やって俺やし」
「じゃあ、もう解決だね」
裕「うん」
裕太の腕の力が強まる。
「で、他に用があったからついて来たんじゃないの?」
裕「ん、そう」
「どうした?」
裕「宇宙人にツノない」
それだけ?、と思わず吹き出してしまったA。
裕「寝癖がツノみたいって」
「言ったけど(笑)」
裕「宇宙人ツノないやろって思ってん」
「それでわざわざ言いに来たの?(笑)」
裕「そう」
「じゃあ...戻ろっか」
そう言って手を解こうとすれば、裕太に体を180度回転される。
「近いよ...」
裕「顔赤いで?」
「こんな近かったら、そうなるでしょ」
裕「俺もめっちゃドキドキしてるけど(笑)」
裕太の唇がそっとAの唇を挟んで、しばらくの間唇を重ねる。
裕「...行こか」
「ん、そうだね」
裕「名残惜しそうやけど(笑)」
「いいよ、今日裕太の家行くもん」
そう言ってAが部屋を出たので、裕太もまた慌てて追いかけてその場を後にした。
2人は仕事を終えて、エントランスで待ち合わせをしていた。
「ごめん、私の方が遅かったね」
裕「平気やで」
「じゃ...行こっか」
付き合って半年経った今も、最初の頃と同じようにタクシーで最寄駅まで向かって、そこから歩いて帰っている。
最寄駅に着いて歩き出せば、裕太は自然に手を握る。
「寒くなってきたね」
裕「やなー。そろそろ寒さ対策した方がええな」
「私ホットカーペット買ったよ」
裕「じゃあ俺もAちゃんちに居座ろうかなー(笑)」
「裕太んちはマイロとアルビーの為にちゃんと一定の気温保ってるでしょ(笑)」
そうやけどー、と言いながら裕太は繋いだ手をユラユラと揺らす。
「どうしたの?」
裕「1番あったかいのはAちゃんやん?」
「何言ってんの(笑)」
ほら早く帰ろう、と裕太の腕を引くと、逆に引き返されて裕太の胸にトンッと当たる。
「びっくりした」
裕「今日ほんまにうち来てくれるん」
「ん、行くよ」
ダメかな?、と聞けば首を横に降る裕太。
.
____宇_______上____→←_____________一____
316人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べてぃ。(プロフ) - aggyさん» ありがとうございます!ほのぼのした感じが伝わって嬉しいです(^^)今後とも、よろしくお願いします! (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» 返信遅くなりました。そう行ってくださると嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。ほのぼのてした感じで、可愛いカッコいい裕太くん最高でした!めっちゃきゅんきゅんしました〜! (2020年1月20日 22時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - もう、きゅんきゅんしすぎてじあわぜ〜です笑 (2019年12月29日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - こことさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(^^) (2019年12月20日 3時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:べてぃ。 | 作成日時:2019年11月6日 0時