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この歳になって、私は大きな決断をした。
ずっと家の美容室を継ぐ為だけに、私は美容専門学校に通って、一生懸命勉強をして、どうにか美容師となって働き始めたけれど、
結局私が好きだったのは、髪の毛を切ることよりもアレンジすること、メイクをすることだった。
どうしても諦めきれなくて、両親と弟に内緒で応募していた。
ずっと夢だった、芸能人のヘアメイクアップアーティスト。
受かればいいな、受かればラッキーだな、そんな気持ちで応募したのだけれど...
「来てしまった...」
私は今日、初出勤を迎えている。
たった1人の中途採用だから、軽いオリエンテーションと契約書の手交があって、今日から早速配属先のアーティストに付いてもらうと言われている。
前任の方が、授かり婚で寿退社したらしい。
「よし...頑張ろう」
意を決して、この大きな会社に足を踏み込む。
“LDH”
両親が昔からEXILEのファンで、よくライブDVDを見せられていた。
私自身は疎いのだけれど、入社できることになって、一通りの所属アーティスト・タレントには目を通した。
緊張する心を抑えながら、指定された場所に向かった。
_________________
「初めまして。今日からお世話になります。城田Aと申します。ヘアメイクとしては初心者で、たくさん未熟な部分はありますが、どうぞご指導のほどよろしくお願いします」
早速朝礼に呼ばれて、所属部署で挨拶をした。
程よく人見知りで、あがり症な私にとって、変な汗が止まらない時間だった。
一応デスク的な場所はあるが、私たちは基本的にタレントに付いている身なので、ここに留まることはない。
『城田さん、早速所属先に案内するから、顔合わせに行きましょうか』
「はい、よろしくお願いします」
『ちなみに配属先は、GENERATIONSってグループなんだけど...知ってますか？』
「はい、知ってます」
年代も割と私と近くて、記憶に残っていた。
あと、赤い髪の人を見て、こういう人の髪をセットしてみたいって思ったから、内心嬉しかった。
男の人の前だと余計に人見知りが出ちゃうから、しっかりしないと、って自分に言い聞かせて、彼らがいるメイクルームに向かった。
『ここです。ちょうど今日雑誌の撮影を事務所でしてて』
早速お願いします、って扉を開けてくれた。
『新しいヘアメイクさん入りまーす』
「し、失礼します」
.
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べてぃ。(プロフ) - 龍さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです(^^)私自身いつも裕太くんに母性をくすぐられてるので（笑）これからもよろしくお願いします。 (2019年9月22日 16時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
龍 - べてぃ。さんの書く裕太くんがめっちゃ可愛すぎます！！癒されましたぁ！これからもがんばってください！ (2019年9月22日 14時) (レス) id: 39b806bb30 (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - hasamiさん» 私がどれだけ裕太くんに母性をくすぐられてるかが出ちゃってますね（笑）そう言っていただけて嬉しいです(^^)引き続きよろしくお願いします！ (2019年9月17日 23時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
hasami(プロフ) - べてぃさんが描く裕太くんが、ちょっとだけ子供なところが堪りません（笑）可愛いです（笑）今回もとても面白かったです！ (2019年9月17日 22時) (レス) id: 88809e26ca (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - あさのさん» いつもありがとうございます。途中少ししつこいかな？と思ったりもしましたが、そう言って頂けて嬉しいです(^^)これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年9月17日 1時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年9月13日 23時
