55.ピラミッドパワー ページ9
[エジプトの町]
クラブside
ジョ「おかしなところから出て来るな!」
もー、ハチが水吹いちゃったじゃないか。
?「私の名は、ラッキーピラミッド。そのオシリスの鳥人像をずっと狙っていたのです。」
堂々と怪盗宣言かよ。
てか、よくその服着てられるな、クソ暑いのに。
クラブ「あーそう。お前も狙ってたんだ。」
ジョ「でも、これは俺たちのもんだ。」
ラッキーピラミッド(以下 積み木)
「そう来ると思いましたよ。では見せてあげましょう、ピラミッドパワーの神秘を!」
ピラミッドパワー?なんだそれ。
俺たちは一応、攻撃に備えてトランプを構える。
積み木「はあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんーーーーーーーーーーーーーーーーーーんぉーーーーーーーーーーーーーーーー」
ジョ/クラブ「長えよ!」
耐えきれず、俺たちはトランプを投げる。
グサッ。
ブシューーーー。(鼻血の出る音)
はぁ?
ハチ「まともに刺さったっす〜!」
ハチがめちゃくちゃ(声が転調するほど)笑っている。
いや、笑いすぎだぞハチ。
一方俺たちは呆れている。
クラブ「避けるよな普通。」
ジョ「ああ。」
そして、積み木はよろけてテーブルをひっくり返し、そこに乗っていたカレーが宙に舞い、そのカレーをお店の人が顔面に受け、よろけて店の飾りの像にあたり、その像がジョーカーの方に倒れ、避けたジョーカーが壁に激突。お宝が手から離れて積み木の元へ。
一瞬すぎてこれを理解するには時間がかかった。
積み木「おっと、ラッキー!」
ジョーカーが戻って来る。
ジョ「お前、何をした!」
ハチ「偶然にしても出来すぎっす。」
クラブ「さっきのって、まさか…」
積み木「そう、これがピラミッドパワー。その正体は、とてつもない運の良さ。」
三人「う、運…?」
積み木「私に不幸なことが起きると、顔のマスクが光って運がたまり、その力がマックスになると、ありえないほどのラッキーが起こるのです。運こそ最強なのです。」
運って…嘘だろ…。
こんな敵と戦うのか…。
と考える間に積み木は店の外へ。
今度は道行く女性をナンパしている。
クラブ「何やってんだか。なあジョーカー、っていない!」
ジョ「お宝を返せー!」
アイツはアイツで積み木の持つお宝を盗もうとしている!?
運の力にはそう簡単に敵わないっていうのに!!
俺は、こんな仲間と一緒いるのか…。
ラッキー怪盗道具
クイーンの剣
13人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sleeper(プロフ) - ハニートースト 通称,ハニトン!さん» ありがとうございます。そのように思って頂けるなんて光栄です。更新も頑張ります。最近の話はオリジナルの内容が多いのでしっかり読んで頂けるとうれしいです。 (2019年4月4日 12時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン!(プロフ) - めっちゃ面白いです!読んでてドキドキしました!!更新応援します!! (2019年4月3日 9時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗マリン(プロフ) - Ellen☆さん» ありがとうございます。まだまだ駆け出しですが、頑張っていきます! (2018年11月4日 12時) (レス) id: bac295efd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ellen☆ - 初コメ失礼します。読んでいて、続きが楽しみになりました!これからも頑張ってください! (2018年11月4日 0時) (レス) id: 0744a9f242 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ