時を操る魔法使い２【怪盗ジョーカー】

53.土の中 ページ7

［砂漠の盗賊団のアジト］

クラブside



予告状___________________


今夜、砂漠の盗賊団が所有する

『オシリスの鳥人像』を

いただきに参上する。

怪盗ジョーカー＆怪盗クラブ

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［砂漠の盗賊団のアジト 土の中］



クラブ「よし、ここら辺だ。」


ジョ「そうか。ハチ、セットしろ。」


ハチ「はいっす！」


俺たちは、お宝をいただきにエジプトへやってきた。

そして今、事前に用意していたハエサイズのカメラでお宝を見て、その真下に来ている。

何故土の中なのかは…その方が楽だからだ。


盗賊団「しかし、なかなか現れませんね〜。」

真下な為、上の声が丸聞こえなのだ。

もちろん小声で話している。


ジョ「とっくに現れているけどな〜。」


ハチ「セットできたっす。」

で、ハチがセットしたのは俺の“振動を与える”装置だ。

クラブ「今だ、ハチ。誰も見ていない。」

ハチ「スイッチオンっす。」


さーっ…。


砂が振動する。


ジョ「砂のような柔らかい地面に振動を与えると流砂が起きるんだ。」

クラブ「底なし沼的なことだな。」

悔しいがこのアイディアを考えたのはジョーカーだ。

アイディアでは負ける。


ごおごお…。


クラブ「きたきた。」

パカっと装置を開けると予定通りオシリスの鳥人像は入っていた。

ハチ「本当に落ちてきたっす。」

成功だな。

ジョ「ちょろいちょろい。さあ、引き上げるぞ。」


これで終了と思いきや…。

ハチ「ふえっふえっ…ハックションっ！」

うそ〜っ！


次の瞬間、天井から刀が降ってきた。

ジョ／クラブ「やっべ！」

ハチ「毎度すみません！」


俺たちは急いで近くに停めたロードジョーカーに乗り込む。

クラブ「ジョーカー、ここから500ｍ離れたら、30%の確率で追いかけて来ない！それに俺たちの姿が見える！」

こういうのは得意なんだよな〜。

ジョ「オッケー！」

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クラブ「ここだ！」

ジョ「よし！」

俺がドリルの向きを上に向ける。

ごごごごご…



クラブ「そろそろ、地上だ。」

ごごごごご…！


ドッカーン！

ロードジョーカーは高く上がり、見事に着地した。

ドリルなどの一通りの物をしまう。(車の装置のひとつ)


ジョ「オシリスの鳥人像は頂いたぜ！」

クラブ「アデュー！」

ふぅ〜、どうなるかと思ったが良かった。

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