70.アルトからの挑戦状 ページ32
[月光城 謎の間]
クラブ(a) side
ジョ「ここまで来るのが簡単すぎねえか?」
ロコ「確かに。」
クラブ(a)「そう言えばそうだな。」
やっと気づいたか。
罠なんだよ、これは。
それと…、さっきからダウトとバトラーからの視線が痛いが、まあスルーだな。
俺は何も言ってないんだが。
ジョ「これは、罠なんじゃないか…?」
クラブ(a)「ありえるな。」
ロコ「だとしたら、本物の柱は…、目印のある柱じゃなくて…。」
最後の柱は2本。
誰が乗るのか。
どちらを選ぶのか。
ロコ「僕が行きます。」
ジョ「じゃあ、クラブはあまりで。」
なんか、俺が残るみたいになってるんだけれど、
クラブ(a)「あのさ、これおかしくないか?」
ジョ「どういうことだ?」
クラブ(a)「普通、俺達が来ると分かっていたら柱は4本用意するんじゃないか?4本用意しないと消去法でやってもできてしまうだろ?」
今まで、3本、3本、3本、3本と並んでいる。
今は2本。
そこからもうおかしいって気づくが、今のアルトだと無理かと思ったからな。
クラブ(a)「おそらくだが、この最後の柱…俺は残れない。そして飛んでもいけないんだ。」
ジョ「なんでだ?」
クラブ(a)「3人用じゃないんだ。これ以上はなんとも言えないが。」
バト「どうしました?グズグズしているとお仲間が骨になりますよ。」
ハチの方を見る。
後もう少しで溶岩の中だ。
時間が無い。
ダウト「勇気を出して飛ぶのよ、見えざる勇気を持つ者が剣の主となる。」
ジョ「見えざる…」
ロコ「勇気…」
あいつらの考えることだ。
最後の柱がどちらも正解なんてあり得ない…。
でも、正解は…。みたいな事を考えてくれてたらいいんだけどな。
期待してるぞ、ジョーカー。
ロコ「ここは、クラブの話を参考に行きたいですが…、どちらかがタヒんでしまうほかには方法はありますか…。」
ジョ「くっそ…、どうすりゃ…」
思わず上の方を見るジョーカー。
考え事をすると上を向くのは誰でも同じなんだな。
ダウト「さあ、早く飛びなさい。」
ジョ「見えざる勇気か…」
ジョーカーが一歩踏み出す。
ロコ「ジョーカー?!」
ロコは無理か。
クラブ(a)「行くんだな。」
ジョ「これが俺の…答えだ!」
そう言って飛んだのは柱と柱の間。
何てとこに飛んでいるんだ!
ロコ「ジョーカーーー!」
ラッキー怪盗道具
クイーンの剣
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Sleeper(プロフ) - ハニートースト 通称,ハニトン!さん» ありがとうございます。そのように思って頂けるなんて光栄です。更新も頑張ります。最近の話はオリジナルの内容が多いのでしっかり読んで頂けるとうれしいです。 (2019年4月4日 12時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン!(プロフ) - めっちゃ面白いです!読んでてドキドキしました!!更新応援します!! (2019年4月3日 9時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗マリン(プロフ) - Ellen☆さん» ありがとうございます。まだまだ駆け出しですが、頑張っていきます! (2018年11月4日 12時) (レス) id: bac295efd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ellen☆ - 初コメ失礼します。読んでいて、続きが楽しみになりました!これからも頑張ってください! (2018年11月4日 0時) (レス) id: 0744a9f242 (このIDを非表示/違反報告)
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