49.たまご ページ3
[セレモニー会場]
NOside
その頃、金有はミルフィーユに散々やられた後、虹孔雀の卵の料理の完成を待っていた。
身体中、包帯まみれで怒り狂っている。
それほど食べたいのだろう。
遅いざます!と、包帯を力ずくでパンッと破った程だ。
客は楽しくお喋りをして楽しんでいるのに。
その隣の、秘書カネ子は金有の対応に苦労していた。
すると急に会場が暗転。
パッと明かりがついたかと思うと、ステージにはミルフィーユが立っていた。
ミル「皆さん、お待たせしました。本日のメインディッシュでございます。」
わぁ!っと歓声が上がる。
ミル「本日のメインディッシュは、虹孔雀の卵、怪盗ジョーカーのフライ添えでございます。」
出された料理にライトが当たる。
またもや歓声が上がった。
しかし今度は、本当に?!という疑わしいものだった。
目の前に怪盗ジョーカーの全身フライの姿があるからだ。
もはやタヒ体も同然なのだ。
ミルフィーユの助手に捕まったハチは「おいらのせいで…。」と、脇で見ていた。
ミル「ご覧ください。あの有名な怪盗ジョーカーの最期です。」
金有も信じられないようだった。
しかし、しまいには笑い出して、
金有「ジョーカー!私のお宝を狙ったのが悪いざますよ!ザマアミロざます!」
と言い放った。
ミル「もちろんこれで完成ではありません。ジョーカーがタヒぬほど食べたがっていた虹孔雀の卵。みなさんの目の前で私が料理いたします。」
おお〜!という声と盛大なる拍手。
ミル「うふふ。遂に料理できる。」
ミルフィーユが卵を掲げる。
ミル「いざ!」
?「たまご〜。」
どこからともなく聞こえてきた声。
ミル「ええっ?」
?「たまご〜。」
ミルフィーユの後ろジョーカーのフライの影が現れる。
ミルフィーユが後ろを見る。
次の瞬間、ミルフィーユにジョーカーのフライが倒れかかってきた。
会場がパニックに陥る。
ミルフィーユは思わず卵を投げてしまった。
それに気づいた金有が卵をキャッチしようと駆ける。
あと数センチで…。
ドヒャっと金有が卵の手前で転ぶ。
卵は…。
ぽよんっ。
会場「え?」
卵が跳ね返った。
ミルフィーユの助手「料理長!中身がありません!」
助手がジョーカーのフライを見せる。
中が空っぽだ。
ミル「まさか!」
ジョ「卵なら、」
クラブ「もう料理させてもらったぜ?」
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NOsideで書くの難しい…。
ラッキー怪盗道具
クイーンの剣
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Sleeper(プロフ) - ハニートースト 通称,ハニトン!さん» ありがとうございます。そのように思って頂けるなんて光栄です。更新も頑張ります。最近の話はオリジナルの内容が多いのでしっかり読んで頂けるとうれしいです。 (2019年4月4日 12時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン!(プロフ) - めっちゃ面白いです!読んでてドキドキしました!!更新応援します!! (2019年4月3日 9時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗マリン(プロフ) - Ellen☆さん» ありがとうございます。まだまだ駆け出しですが、頑張っていきます! (2018年11月4日 12時) (レス) id: bac295efd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ellen☆ - 初コメ失礼します。読んでいて、続きが楽しみになりました!これからも頑張ってください! (2018年11月4日 0時) (レス) id: 0744a9f242 (このIDを非表示/違反報告)
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