番外編 アルトとシャドウ 【秘密】 ページ19
［飛行船］
アルトside
ジョ《お前！またいなくなって、何してんだ！》
アルト《ごめんごめん、あと一時間で戻るから…ね？》
ジョ《ハチが、お前を待ってんだ。できるだけ早くしろよ。》
アルト《わかった。》
いつもよりもジョーカーの声が低い。
どうせハチに「ご飯はクラブさんを待ってからです。」とか言われてお腹が空いてるんだろうなと思った。
これは一眠りできなくなったな。
急いで部屋へ戻った。
シャドウside
シャ「無理だ。」
パソコンを閉じる。
俺はパスワードとかそういうの得意じゃないのだ。
何やってんだ俺。
ガチャッ。
ヤベッ！戻ってきた！
俺は急いで近くのクローゼットに入る。
数秒経ってから、自分の部屋に戻ればよかったと思ったがもう遅い。
体勢がきつくなり、少し動くと何かが落ちた。
それを手に取ると薄暗い中でも形からクラブの帽子だと気付くのに時間はいらなかった。
アルトside
急がないと！
帰ってジョーカーになんて言われるかわかんないからな…。
急いで荷物をまとめ、部屋を出ようとする。
しかし、アルトの服だったことに気付き、クローゼットを開けた。
アルト「？！…シ、シャドウ！どうして、ここに？」
俺はジョーカーのことも忘れ、俺の秘密にシャドウが気付いてしまったのかという不安に冷や汗が止まらなかった。
シャ「アルト…ごめんな、勝手に入って。そこの姿見が回転するようになってて…。」
姿見が回転？またプロフェッサーの仕業か…。
アルト「そうか。」
シャ「急なんだが、お前…何か隠してないか？」
えっ…！！
ここは冷静に…。
アルト「なんで…だ？」
シャ「これ…。」
そう言ってシャドウが見せたのは、クラブのトレードマークである帽子であった。
シャドウside
アルト「…そうだよな、クローゼットに入ってたんだもんな。」
やっぱり…アルトの秘密って…。
シャ「アルト…お前…」
アルト「お前の思っている通りだ。」
アルトは一瞬で服を着替えて言った。
アルト「俺は怪盗クラブだ。お前が憎んでいる、あのジャックの修行仲間だ。」
シャ「そうか…。だから、いつもいないんだな…。」
アルト「ごめんな…。黙ってて…。」
そんな俺たちを、ただの仕事仲間だと思わせる声がした。
C「アルト、シャドウ、仕事だ。」
アルト／シャ「了解。／ああ。」
俺たちは何も言わずに部屋を出た。
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ラッキー怪盗道具
クイーンの剣
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Sleeper(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» ありがとうございます。そのように思って頂けるなんて光栄です。更新も頑張ります。最近の話はオリジナルの内容が多いのでしっかり読んで頂けるとうれしいです。 (2019年4月4日 12時) (
レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - めっちゃ面白いです！読んでてドキドキしました！！更新応援します！！ (2019年4月3日 9時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗マリン(プロフ) - Ellen☆さん» ありがとうございます。まだまだ駆け出しですが、頑張っていきます！ (2018年11月4日 12時) (レス) id: bac295efd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ellen☆ - 初コメ失礼します。読んでいて、続きが楽しみになりました！これからも頑張ってください！ (2018年11月4日 0時) (レス) id: 0744a9f242 (このIDを非表示/違反報告)
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