30.記憶の言葉 ページ32
［ギリシャの遺跡］
アルトside
光る懐中時計は、どこかを指すように線になっていた。
アルト「行ってみよう。」
光を辿ってみると、開けた場所に出た。
シャ「石像…。」
辺り一面、石像だらけ。
アルト「女の子…。」
懐中時計の光は物陰で泣いている女の子に向いていた。
ここは声が響きそうだ。
俺は小声で言った。
アルト「シャドウ、お宝ってメデューサが守ってるんだよね。」
シャ「そうだが…まさか、あの女か？」
アルト「そうなら…」
ク「どうしたの？道に迷ったの？」
クイーンの声だ。
女の子に近づいている。
女の子「すみません、鏡を持っていたら貸してくれませんか？」
アルト／シャ「はっ！」
____メデューサは鏡を使って大きくなるのよ。_____
そんな言葉が頭をよぎる。
ク「えっ、鏡？コンパクトならあるけど…」
アルト／シャ「そいつに鏡を渡しちゃダメだ！／渡すな！」
女の子は鏡をパッと取る。
シャ「チッ。」
女の子「ありがとう。うふふ。これでいい。」
ク「えっ、」
ピカーン！
巨大な青い光が放たれる。
4人「うわっ！」
メデューサが叫ぶ。
ジョ／ク「うわああああっ！」
見事に驚く二人。
メデューサ「ハーッハッハッハ。」
シャ／アルト「あっ！」
俺たちは、メデューサの胸元のペンダントに目がいく。
メデューサの魔水晶と時計の短針が付いていた。
ジョ「メデューサだと？伝説の怪物じゃなかったのか？」
メデューサ「財宝につられてやって来た愚か者達よ、永遠に我が迷宮の一部となるがいい！」
ジョ「嘘だろ！」
メデューサ「石になれ〜！」
メデューサの目が光る。
クイーン以外の3人はマントで目を隠したが、
ク「わああああっ！」
ジョ「クイーン！」
無防備のクイーンは石になってしまった。
メデューサ「次はお前達だ！」
シャ「そうはさせるか！」
シャドウがブラッディレインをメデューサの目に撃つ。
メデューサ「うわあああああっ！」
メデューサはクイーンの鏡を落として逃げていった。
シャ「危ないところだったぜ。」
ジョ「まさか、こんなことが…ってことは、みんなもメデューサが！」
シャ「諦めな。もう、そいつらは手遅れだぜ。」
アルト「倒さない限りね。」
ジョ「倒さない限り…」
俺は鏡を拾う。
アルト「これがあれば楽になるね。」
ジョ「返せ、そいつはクイーンのだ。」
ジョーカーが、かかってくる。
俺はそれをヒラリと交わす、交わす。
次の瞬間だった。
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Sleeper(プロフ) - ナギデビルさん» 頑張ります！これからもよろしくお願いします。 (2019年4月5日 17時) (
レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ナギデビル(プロフ) - 頑張ってくださ〜い、であ〜ル (2019年4月4日 14時) (レス) id: 254e8a5b03 (このIDを非表示/違反報告)
Sleeper(プロフ) - ナギデビルさん» ありがとうございます。この作品を素晴らしいだなんて言ってくださるなんて思ってもいませんでした。これからも頑張ります！ (2019年4月4日 12時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ナギデビル(プロフ) - いい作品とても素晴らしいのであ〜ルこれからもガンバなのであ〜ル (2019年4月3日 13時) (レス) id: 254e8a5b03 (このIDを非表示/違反報告)
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