時を操る魔法使い【怪盗ジョーカー】

24.かんともにんともにんにん！ ページ26

［甲賀の城］

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ。

俺たちは先の見えない長い廊下を走っている。

そして、後ろには忍者。

このままだと、“あの人”の所に行く前に捕まっちまいそうだ。

キキーッ。

ジョ／アルト「このままじゃ捕まる！お前らは先に行け！」

え、ジョーカーも？

ハチ「そんな、ジョーカーさんをおいて逃げられないっす！」

ジョ「バカ野郎！俺の足を引っ張るつもりか！早く行け！」

ハチはいやいや駆けていった。

よし。ここは俺のちからの見せどころだな。

忍者達「観念しろー！」

ジョ「ストレートフラッシュ！」

アルト「float magic(フロート マジック)！」

忍者達「うわっ！目がっ！」「なんだこれ！どうなってる！」

ヤベッ、ちょっと無理しすぎたな。つらい。

ﾊﾞﾝｯと忍者を落とす。

忍者達「ｸﾞﾊｯ!いたッ！」

ジョ「スゲェ…忍者が浮いた…一体どんなトリックだ？」

アルト「ﾌｩ、トリック？それはヒ・ミ・ツだよ。さあ、行こう！」

ジョ「なんだよ…ああっ！ハチ！忘れてた！」

急いでハチを追いかける。

突き当たりを曲がったその先には…

ジョ「ああっ！」

さっきの百鬼丸に斬られそうになるハチの姿が！

百鬼丸「さらばだ。」

ジョ「ハチぃぃぃぃぃぃぃ！」

俺たちが駆け出す。

あの二本の刀にやられたら、もうダメ……




ﾋﾟﾀｯ。

え、刀が止まった？俺のちからじゃないよな…。
てか、使えば良かった。

百鬼丸「ハチ？お前、もしかして風魔のハチか？」

ハチ「え？ひょっとして百鬼丸さん？」

ジョ／アルト「ズコーーーーッ！」

おもいっきり転ける。

ジョ「コホン。ハチ、誰なんだ？」

ハチ「おいらの忍術学校の先輩、甲賀の百鬼丸さんっす。」

アルト「そして、この城の当主。」

ジョ「よく知ってるな。」

アルト「下見ぐらい常識だろ。」

すると、俺たちを追いかけていた忍者達がやって来た。

忍者A「ええ！ハチだって？」
忍者B「マジでハチだ！」

ハチは忍者全員の名前をすらすらと言っている。

ジョ「おおい、全員知り合いか？」

ハチ「はい。」

それからは、俺たちにはさっぱりわからない話で盛り上がっていた。

アルト「これ、いつ終わるの？」

ジョ「さあ。」
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作者

題名の「かんともにんともにんにん！」
これがわかる人は一度でもアニメを見たことのあるかたですね。

詳しくは、「怪盗ジョーカー第12話激突！闇の忍者軍団」をご覧ください。

では、続きをどうぞ

25.そのとーり！→←23.ハチの憂鬱

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