12.釣りをしよう ページ14
[川]
Aside
俺たちは釣りをすることにした。
J「ふゎぁ。ちょー暇だぁ。」
K「君が釣りしたいって言ったんだろ。」
J「だって何にも釣れねぇんだもん。あっそうだ!弁当食べよ!」
と、リュックから、とうもろこしを出した。
A「ジャック、弁当は釣ってからって決めたじゃん。」
Q「それに、まだお昼じゃないのよ。」
K「そうだよ、我慢が足りないから釣れないんだろ。」
確かに、キングの言う通りだ。
J「ふん、偉そうに。お前も釣れてねえだろ。」
K「君が隣で動くから魚が逃げるんだ!」
J「俺のせいかよ。」
K「君のせいだ!」
J「なんだと?キング。」
K「なんだよ、ジャック。」
ああ、また始まった。ジャックとキングの口喧嘩。
Q「全く、あなた達は毎日毎日よく飽きもせずに…。」
A「本当、くだらない。」
するとクイーンの竿がしなった。
Q・A「えっ!わあああっ!」
慌てて俺たちは竿を引っ張る。
Q「お、大物よ!」
J・K「ええっ!」
ジャック達も一緒になって引っ張る。
四人「そーれっ、そーれっ、そーれっ!」
ざばぁっ、と出てきたのは…
四人「やったぁ!犬だぁ!」
あれっ?
四人「ええっ!犬ぅっ?!」
なんと釣り上げたのはびしょ濡れの犬だった。
J「なんで犬が川で釣れるんだ?」
ツンツンとジャックがとうもろこしで触る。
Q「やめなさいよ、可哀想でしょ。」
クイーンが優しく抱き上げる。
犬「うっううん…はっ。」
犬が目を覚ました。
Q「あっ、ワンちゃん。気がついた?」
ぽっ、と犬の顔が赤くなる。
Q「大丈夫?」
クイーンが立たせてあげる。すると、
犬「ぶるぶるぶる。」
と、水しぶきを飛ばした。
Q「わっ!」
J「やめろよ!」
犬は俺たちに容赦なく水をかける。
犬「はっ!くんくん。」
犬は何かに気づいたように鼻で嗅ぐ。
Q「あらっ、あなたお腹が空いてるの?」
クイーンがカゴを開ける。
Q「はい、食べていいわよ。」
犬「うーん。」
けれど犬はしょんぼりしている。
A「嫌い…とか?」
犬「んっ!わうーん!」
急にジャックのとうもろこしに向かって飛びかかる。
J「わっ!」
ギリギリとうもろこしを避ける。
J「これは、俺のだぞ。そっちのを食えよ。」
わんわんと犬が吠える中、ジャックは食い意地をはっている。
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Sleeper(プロフ) - ナギデビルさん» 頑張ります!これからもよろしくお願いします。 (2019年4月5日 17時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ナギデビル(プロフ) - 頑張ってくださ〜い、であ〜ル (2019年4月4日 14時) (レス) id: 254e8a5b03 (このIDを非表示/違反報告)
Sleeper(プロフ) - ナギデビルさん» ありがとうございます。この作品を素晴らしいだなんて言ってくださるなんて思ってもいませんでした。これからも頑張ります! (2019年4月4日 12時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ナギデビル(プロフ) - いい作品とても素晴らしいのであ〜ルこれからもガンバなのであ〜ル (2019年4月3日 13時) (レス) id: 254e8a5b03 (このIDを非表示/違反報告)
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