［La neige］ⅶ (ページ32)

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［しのぶれど］◎ ページ32

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しお様よりリクエストいただきました。ありがとうございます。

absk

_お付き合いしてます

(ru)

今日は歌の収録なんだけど、個人仕事で呼び出しがあったりたまたまいた他のグループの人たちのところに遊びに行ったりしてかまってくれる人がいなくなっちゃったから、控室に戻ることにした。

ab「大ちゃんポッキー食べる？」

え、大ちゃん…？まってまって、今のって阿部ちゃんの声だよね？控室いまは誰もいないと思ってたのに。

sk「んにゃ、食べる〜」

そぉっと扉を開けて隙間から覗くと、ソファーに腰掛けて目線は端末に注いだまま口を開ける佐久間くんに阿部ちゃんが太めのポッキーを数本まとめて突っ込んだ。

sk「んぐっ！」
ab「呑気に口あけちゃってさぁ…俺が怒ってるの気づいてないでしょ」

普段と呼び方が違うだけでも大分混乱してるのに、阿部ちゃんはキレ芸なんかじゃないガチのめちゃくちゃ低い声で黒いオーラを出し始めた。

sk「ふっ、ん、ふぁんふぇ？」
ab「早く咀嚼しないとチョコ溶けるよ」

一生懸命もごもごしてる佐久間くんの手から端末を取って、その腕を佐久間くんの首から抜き取ったネクタイで拘束した。
これから何が始まるのか想像できなくて、ただ見てるだけなのに心臓飛び出ちゃいそう。

ab「最近やっと衣装でお腹ださなくなったのに脱ぐ仕事で張り切ったり今日だって半裸でうろついてメンバーに誘惑まがいのことしてたよね」
sk「そんなことしてないよ！」
ab「じゃあ筋トレ教えてもらった成果出たって無駄に照に触らせたのは？今日だって何人の手が這ったのかよぉーく思い出してごらん？あ、まだ食べるよね美味しいでしょ期間限定の味。ほらあーん♡」

阿部ちゃんがずっと笑顔なのが有無を言わせないようでこわいし、なんなら僕も今日佐久間くんの腹筋ちょっと触っちゃった…ヤバイ。ころされちゃう！？

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