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mm「みんなにも認めてもらいたいから、ここで話させてほしい」
dt「、わかった。」
mm「まずは昨日傷つけてごめんなさい。自主練って見栄張って嘘ついたことも、反省してる」
そんなことは気にしてない。ただ、優先順位が相違してただけで。
mm「俺のせいでふっかさんに怪我させちゃったの。舘さんは事情を話せばわかってくれるって過信して動揺したままめちゃくちゃなこと言って、」
ごめんなさい。とまた頭を下げるから、昨日はずっと後悔ばかりさせてしまったんだな。と胸が痛んだ。
mm「、だからもし、舘さんに好きな人がいたとして振り向いてもらえなくても、傷つけることはもうしないって今ここで誓うから、」
俺の好きな人は目の前にいるのに。
dt「自分の誤解だけ解いて終わりなの？」
mm「ぇ、」
握られたままの手を引っ張って、傾いた首裏に腕をまわす。
dt「好きだよ目黒」
半開きになったそこに自分のを押し当てて、想いを込める。
顔を離してから全員にみられてたことを思い出したけど、なんだかどうでもよくなった。悶えて静かにしてるみたいだしね。
dt「俺と付き合って」
mm「っ、なんで先言うの！」
dt「気持ちは一緒だってわかったんだからどっちだっていいでしょ。それより返事は？まさか断るの？」
昨日の仕返しにほんの少しだけいじわるしようとしただけなんだけど、たじたじな表情が案外好みで。
mm「付き合うに決まってんじゃん！」
…どわはぁ〜っ！と周囲が一斉に息を吐き出して、祝福の声とひやかしの賑やかさにつつまれる。
dt「ふふ。みんなありがとう」
満足していたら突如部屋から連れ出されて、自販機の物陰で長い腕に捕らわれた。
mm「舘さんの好きな人、岩本くんだと思ってた、」
なんで照、？と思ったけど
dt「…あぁ、胸を貸してもらっただけだよ」
mm「…。あと、阿部ちゃんに食べ物あげすぎ」
dt「ちょうだいって言われたら誰でもあげるよ。もちろん目黒にもね」
やきもち、やいてくれてたんだ。
昨日追いかけてきてくれたって知れただけでも、十分嬉しいな。
mm「あと、」
dt「まだあるの？」
mm「もっかい、…きすしたい、」
dt「ん…っ、」
まだ返事してないんだけどなぁ。…なんてね。
fin.
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作者名：微.
| 作成日時：2022年7月22日 0時
