［矮星］◎ ページ14
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ろあ 様よりリクエストいただきました。ありがとうございます。
mmdt
_お付き合いしてません
(mm)
ab「舘様ぁ」
dt「なに？阿部」
ab「それ、ひと口ちょうだい？」
dt「どうぞ」
ab「やった！ありがとぉ」
俺がもっと阿部ちゃんくらい愛嬌があったらなぁ、なんてたらればが浮かぶも、俺があんなことやるって想像しただけで震える。
mm「……、ハァ、」
ru「ぱくっ！めめの幸せ逃げないように食べといたよ！」
mm「食ったら意味ねーだろ」
おら出せ、と頬を掴むといひゃい！と俺に跨って騒ぐラウール。
mm「つかどけよ」
ru「今更っ？そーだ！お散歩いこ！」
たしかにそれくらい時間の余裕はあるな、と時計に目をやる。
…ここにいてもまたもやもやするだけだし。
mm「…ま、いいけど」
ru「やった！はやくはやく！」
ぐいぐい引っ張る力は年々強くなっていて。それでもまだこいつは脆いから。俺が守ってやらなきゃ。
ru「ねぇめめー？どっちが好きなの？」
mm「なにが」
ru「阿部ちゃんと舘さん」
mm「どっちも好きだよ」
ru「ちがうー！俺が聞きたいのはそういうことじゃなくて、」
こっち！と両手でハートを作って心臓あたりにそれをかざした。
mm「や、」
ru「バレバレだよ？」
えっへん！と自信ありげに見下ろしてくるのが、可愛いけどちょっと腹立つ。
ru「で、どっちなのっ？？」
mm「そこまで気づいたんなら自分で考えろ」
ru「ぶー！けちんぼ！」
はいはいどうどう、と宥めるついでに、いい気分転換になったお礼に頭を撫でてやった。
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作者名：微.
| 作成日時：2022年7月22日 0時
