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汗でしっとりと纏わりつくガウンを脱いで阿部くんを抱えたまま寝室に移動すると、歩を進めるたびしがみつく力が強くなって。耳が可愛い声と熱い吐息でつつまれる。
mm「亮平くんくすぐったいよ、」
ab「も、おかしくなる、！」
mm「おかしくなりたいって強請ったのは亮平くんでしょ？」
押し倒した両手を繋ぎとめて律動をはやめると、とろけた目尻からたらたらと涙がこぼれる。
mm「すきだよ。一緒にいこーね？」
ab「ひぁ、っん、ぃく、！」
シーツが擦れる音に煽られて、俺もなかに欲を放った。
昨日から直してないシーツはぐちゃぐちゃでどろどろだ。
mm「今日はいつも以上にかわいかったね。…なんかあった？」
できるだけ髪を優しく撫でると胸に顔がすり寄せられた。
ab「、べつに？急に甘えたくなっただけ」
mm「そっか、じゃあ予定してたドライブデートはやめてゆっくりしよっか。…あ、それとも車ん中でシたかった？」
ab「、しない、ばか、」
mm「そんなバカにあんあん啼かされてたのは誰だっけ？」
ab「…もういい、」
mm「ごめんごめん、」
あーあ、ツンに戻っちゃった。
ab「…ねえ、復活はやすぎるんだけど」
mm「あれー、あたってた？」
ab「わざとあててんじゃん、」
mm「この艶かしいラインが悪いよね。めっちゃそそるもん」
肩から腰までするすると手をおろして、なかの欲を吐き出すふりをしていつも感じてるところをクッと刺激した。
ab「ぁんっ、…もう、」
俺をちろっと睨む阿部くんの唇を奪って胸の飾りにそっと手を伸ばす。
阿部くん、俺の腰に腕まわしてるの無意識なんだよな〜。ほんと、罪な人だわ。
すぐその気にさせてあげるから、覚悟してね。
fin.
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作者名：微.
| 作成日時：2020年9月22日 2時
