［La neige］ⅴ (ページ45)

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mm「翔太くんばっかきもちよくなってんのずるいじゃん」
nb「はぅっ、ぃやぁ、」
mm「締めつけてくるくせにやじゃないでしょ？ほら、簡単だよ？たった二文字」
nb「れ、ん、っ」
mm「もっかい」
nb「れん、！」
mm「ん、ごーかく」

汗で濡れた髪を撫でられてそのまま酸素を奪われる。最奥の下腹部がくるしくて、蓮の欲がなかでひろがるのを感じながらおれもふたたび果てた。ぽたぽたと蓮の汗が顔にふりそそいできて、でも拭う気力もないからされるがまま暫くキスが続いた。

mm「ふふ、正夢になった？」
nb「、ここまではげしくないもん」

逞しい胸に顔を埋めると今度は耳に悪戯してくるから、ぞくぞくして抱きつく力が強まる。

nb「あのね、」
mm「ん？まだ足りない？」
nb「っ、ちが、くて、…いっこだけ、夢とちがうの、」
mm「なーに？翔太くんがえっちなこと？」
nb「うぅ、もお、ちがうってば、」

すぐそうやっていじめてくる。

nb「ゆびわ、」
mm「指輪？」
nb「してたの、くすりゆびに、」
mm「え、」
nb「…だから、買いに、」
mm「俺が用意してんのバレた？」
nb「へ、」
mm「え？ちがうの？」

お互いきょとんとしたままかたまって。

mm「…誕生日プレゼントに、と思ってたんだけど、デザインとか凝りすぎて間に合わなくて、」
nb「ほんと、？」
mm「うん、…なんか、夢ってこわいね」

長い腕にぎゅうっと抱きしめられて、ちょっとくるしい。

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