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fk「車でおっぱじめんなよ〜？」
nb「ふっかと同じことはしないから大丈夫」
iw「は？なにそれ」
nb「このまえ送迎車すっげえガタガタしてっから覗いたらラウールとヤってた」
iw「…どういうことふっか」
fk「おおおい！翔太クン？？それは言わない約束だよね！？」
nb「さぁ？じゃ、おつかれ」
ちょうど涼太が着替え終わって袖をくいっと引っ張ってきたから涼太の手を引いて扉を閉めた。ふっかの悲鳴が聞こえた気がしたけど、言い出しっぺはふっかだからね。俺は悪くない。それにしてもラウールがそっちとはね。意外だった。
車内はずっと静寂で。ただ、涼太の視線が車窓じゃなくてずっとこっちに向いてるから、なんだかむず痒かった。こういう時は言いたいことがあるけど言おうか言うまいか迷ってる顔だ。もじもじしてるし。
駐車場に停めてエンジンを切るとさらに静かになって、名前を呼ぶとすんなり身を寄せてきた涼太を後ろからそっと抱えこむ。
dt「あのね、」
nb「ん、」
dt「ラウールとくっついてんの、やだった、」
nb「、へぇ？」
dt「だから、目黒にもっと触ってっていった」
ぶつけられた言葉が想像と違いすぎて腑抜けた声を出している俺におかまいなしに、次々と言葉が紡がれていく。
dt「しょうたはおれの、だもん、」
体を反転させて首に腕をまわして抱きついてきた体を抱きしめ返す力も入らないくらい、まじで放心状態。
dt「でもしょうたが感情爆発させてるの久々に見て、へんかもしれないけど、…うれしかった」
nb「〜っ、」
あ〜くそ、あっつ。やば。
nb「計算高くね？誰かに仕込まれた？」
dt「ふふ、ヒミツ」
先程の余韻が残る唇を啄まれれば、熱が灯るのなんて簡単で。
dt「俺を満たしてよ、しょうた」
俺の返事を聞かずにロックを解除して、手を引かれて足早にエレベーターへ乗り込んだ。死角を利用して唇を奪われて、こんなに必死に求められたことはないに等しくて、戸惑いを隠せない。
乱雑に転がった靴もそのままに、行き着く先は、もちろん寝室で。
dt「なにぼーっとしてるの、はやく」
ぱさりと床に服を落とした涼太の瞳は、色慾に染まっていて、まるで涼太じゃないみたいだった。
ぞくりと粟立った指先は涼太の舌に絡めとられて、数時間前に触れた入り口へと誘導される。
俺のものってわからせるためにめちゃくちゃにしてやるつもりだったんだけどなぁ。俺のペースに戻すのは、むりかもしれない。
fin.
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作者名：微.
| 作成日時：2020年9月22日 2時
