［chocolate］◎ ページ36
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ありんこ 様よりリクエストいただきました。ありがとうございます。
iwdt
_お付き合いしてます
(dt)
食事を終えて、佐久間が生放送の番組に出るというから照の腕の中でぼーっとそれを眺めていると、照が思いついたようにキッチンに何かを取りに行った。戻ってきた手には箱と瓶。
dt「なぁにそれ」
iw「チョコレートケーキとシャンパン」
今日なんかあったっけ、と記憶を張り巡らせるも特に見当たらない。
iw「たまにはなんでもない日のご褒美も必要でしょ」
栓抜きとグラスも持ってきて、照がいとも簡単にシュポンと栓を抜いてグラスに注ぐと途端に匂いがたちこめる。
dt「ふたりでワンホール？多くない？」
iw「4号しかないんだよ？ぺろっと食べれちゃうよ」
綺麗にカットしたそれをひとくちフォークにとって、俺に差し出してきた。これは口を開けろってことなのか？
口を開けるとフォークが入ってきて、口に含むとそっとフォークが抜かれた。
iw「おいし？」
dt「…ん、んまい」
iw「俺にもして」
なぜか皿もフォークもひとつしか持ってこないことを不思議に思いながらも、クリームたっぷりのそれを照に差し出した。
iw「ん！うまぁ〜、」
瞳を輝かせたあと表情筋をくしゃくしゃにして数秒悶えてから、俺の手からフォークをとってぱくぱくと食べはじめた。俺はたまにそれをもらいながらシャンパンを傾けた。
残り8分の1になったところで照が手を止めてチョコレートソースを持ってきた。
dt「もしかしてそれ、かけるの？」
iw「うん」
想像しただけで甘ったるくて、思わず眉がぴくりと動いた。
普段あまり口にしないチョコレートケーキとシャンパンで俺はふわふわしてて。
だから、反応が鈍くなるのも当たり前だった。
dt「っん、なに…？」
ソファーに押し倒されて、クリームの上に乗っていたチョコクランチを咥えさせられた唇が照の舌で溶かされる。舌を絡めている合間にするすると簡単に服が剥ぎ取られて、冷たい感触に体が震えた。
閉じていた目を開けて体を見下ろすと垂れていたのはチョコソースで。チョコソースのボトルを片手に握った照がぺろりと自分の唇を舐めた。
dt「、ケーキにかけるんじゃないの、？」
iw「かけるとは言ったけど、ケーキに、とは言ってないよ？」
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月29日 12時
