_________ ページ4
.
ふっかさんのシャンプーを借りるときは毎回ドキドキする。だって普通に考えてみ？俺が愛してやまないふっかさんと同じ匂いになるの。おかしくなりそう。高血圧で倒れない？
洗顔料だけ別で、はじめて来たときに置いてっていいよって言ってくれたからふっかさんのやつの隣に置いてあるの。彼氏感はんぱなくね？ニヤけるわぁ。
fk「めぐろぉ」
ずーっとニヤニヤしてたら磨りガラス越しにふっかさんのシルエットが現れた。シルエットだけでも綺麗だわ、好き。…じゃなくて。
mm「はい、どうしました？」
fk「おれさぁー10時から事務所のスタッフさんとオンライン会議するの忘れてたから一緒に入ってもいい？てかもうマッパになっちゃったから入るね？」
mm「え、え？おわっ、！」
言葉を理解できないうちにふっかさんが入ってきて溺れそうになった。やべえ、勃ってんのバレる。
fk「目黒はもう洗うのは済ませたの？」
mm「、ハイ、なんで俺先に出てますね。ふっかさんはゆっくり入ってください」
fk「え〜すぐ終わらせるからちょっと待ってよ、一緒にはいろ？」
mm「は、？」
いやいやいや、ムリムリムリ。そんなことしたら俺のオレが爆発しちゃうって。
mm「いや〜ハハハ、もうのぼせちゃいそうだナ」
腰をあげたらタイミング悪くふっかさんが入ってきて手首を掴んで湯船に戻された。オワタ。さようなら、俺の理性。
fk「たまには同じ湯に浸かろうよ、仲間の親睦を深めるっていうじゃない？」
いや、残念ながら俺には今下心しか残ってません、はい。
mm「あ、はは、そうっすね」
やばいやばい近い近い。すべすべじゃんふっかさん。俺3分で命消える？ウルトラマン？
fk「ひかるとは何回かふたりで旅行いったことあるけど、目黒とはないよね、仕事落ち着いたら行きたいなあ。目黒の助手席乗ってみたい」
なんっっなの。岩本くんと何回もふたりで旅行いったことあるってめちゃめちゃ下げといて助手席乗りたいとか。上げて下げてがうますぎだろ。俺めっちゃ掌で転がされてる。まじで魔性。
fk「目黒は俺と旅行行きたくない？」
mm「いやっ、そんなことはありえませんので」
fk「大丈夫？なんか言葉へんだけど、ほんとにのぼせた？顔あかいかも、」
ぴと、とふやけた指が頬にあてられて、覗き込んだふっかさんの濡れた前髪の毛先が俺の鼻に張りついた。あ、オーバーヒート。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1749人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：微.
| 作成日時：2020年8月29日 12時
