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mm「なんですか？」
iw「いや、えーっと、聞きたいことがあってさ」
mm「はい」
iw「、…ラウールと付き合ってんの？」
mm「へ？」
iw「キス、って聞こえた、から、」
mm「あー、ホテルで」
iw「ホテル？」
mm「あ、いや、ちがくて、今日みたいに泊まりの仕事だと大体ラウール俺の部屋くるんで」
iw「そっか、今日も、くるの？」
mm「まあ、いつも約束はしてないですけど、多分」
iw「じゃあ今日さ、目黒俺の部屋こない？」
mm「え、いや、、でも、」
iw「だめなの？」
mm「だめじゃ、ないです、」
iw「じゃあ、飯終わったら荷物まとめといて。迎えにいくから。ラウールには言っとくから」
え、岩本くんの部屋に泊まるってこと？ちょっと居座るんじゃなくて？
iw「みんな揃ったっぽいから戻ろ」
そのまま手を引かれてさっき座っていた場所にふたたび腰をおろした。
sk「ふたりでどこ行ってたのー！手ぇ繋いじゃって〜」
iw「ないしょ」
ru「めめ顔あか〜いやらしいことしたんでしょ」
mm「うるせえなしてねえよ」
たてた人差し指を唇にもってってないしょなんていうから、ちょっと動揺しただけだし。
ab「目黒全然箸進んでなかったけど大丈夫？」
mm「ちょっと昼食いすぎただけなんで、平気っすよ」
迎えにいくってことに意識しすぎて進まなかっただけだし。
部屋に戻って広げていた荷物をかき集める。散らかしたゴミも片付けているとベルが鳴った。…早くない？
mm「すいません、まだ片付け終わってなくて、」
iw「てつだう」
隙間に差し込んでいた手で扉をガッと開けて、岩本くんは鬼の早さであっという間に部屋を綺麗にした。
iw「荷物これだけ？行こ」
手ぶらの俺の手を引いて部屋を出ると荷物を抱えたふっかさんがいた。
iw「絶対戻ってくんなよ」
fk「なによ邪魔者扱いして、ひどいわね」
mm「ふっかさん、」
fk「俺のことは気にせず愉しめよ」
mm「え？」
iw「じゃあねえろおやじ」
fk「うおぉおい！やめろ！」
iw「ふははっ」
部屋に着くと岩本くんの筋トレグッズが至る所にあって、なんか新鮮。そっか、同室になったことないのか。
mm「あ、そうだ、岩本くん、これ一緒に飲みません？」
iw「なにこれ、…タピオカの酒？」
mm「まあ度数低いんですけど、ちゃんとストロー持ってきたんで」
自分用に買っておいて、誰かと飲むかなと思ったから2本持ってきていた。
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月29日 12時
