［ぜんぶあなたのせい］◎ ページ27
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ひな 様よりリクエストいただきました。ありがとうございます。
iwmm
_お付き合いしてません
(mm)
俺にとって、岩本くんは好きな人。最初は尊敬だけだと思ってた。でも、些細な嫉妬とか歳の差を埋めようと必死になってる自分とかを素直に認めてあげたら、あぁ、俺いま恋してるんだな、って気づいた。
じゃあ、岩本くんにとって俺はどういう存在なんだろう。ただのタピ仲間？それ、誰でもなれるやつじゃん。普段の俺だったらグイグイいけるけど、岩本くんに対してだとちょっとむずかしいっていうか、本調子が出ないっていうか。
ru「なに考えてんの？俺のこと？」
mm「ちげーわ。つか重い、どけ」
ru「めめ子つめたぁい」
今日は全員での仕事で2泊3日の中日。今は宴会場で大浴場から戻ってくるメンバー待ち。ラウールの体重がかかって座椅子にケツが食い込んでいてえ。てか浴衣はだけるからやめろよ。
足りない頭でどうアプローチしようか考えたのに、集中が削がれたから適当にあしらっているといつものごとく耳に齧りつかれた。食われすぎてもうなんとも思わなくなったわ。
ru「岩本くんのこと考えてたんでしょ」
mm「、は？」
唇がくっついたまま急に核心を突かれて、めちゃくちゃ動揺した。
mm「なん、え、ちげーから」
ru「なんでって？めめのことならなんでもわかるよ〜！ちょーわかりやすいし、俺たちの仲だもん、ね！」
厄介なやつに気づかれた。最悪。
ru「なんでグイグイいかないの？」
ほらね、言われると思った。
mm「今は慎重になる期間なの、おまえにはわかんないだろーけど」
ru「むぅ！また子供扱いする！」
mm「この前キスの練習しようって言い出したのはどこのどいつだっけ？」
ru「ちょっと！言わない約束でしょ！」
俺の膝に乗ったままオラウータンみたいにキーキーしはじめたのを笑って見てると肩をたたかれて、振り向くと岩本くんの指が頬にぶすりとささった。
iw「ちょっと来て」
mm「あ、はい。おらどけ」
ru「めめのキスの仕方もバラしちゃうぞ！」
mm「あーはいはい」
fk「ラウおいでーママと一緒にいよ」
気を利かせてふっかさんがラウールを回収してくれたから先に出ていった岩本くんの後を追った。
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月29日 12時
