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ru「ぁ、ふっかさん、すご、」
fk「やだっ、らう、おねが、ひぁっ」
喋るのもままならなくて、ラウは根本を押さえたまま器用に胸の飾りも捻ってきて、達したいのに達せないもどかしさと頭上でカチャカチャと手錠が奏でる音が脳を支配する。
fk「だめ、っだめだってばぁ、！おかしくなる、！」
頭をふって必死に襲ってくるそれに抵抗しても、はしたなく唾液が口の端から溢れるだけで。
ru「おかしくなって？ふっかさん」
fk「やあぁ、！」
次の瞬間背筋にもの凄い何かが駆け巡って、何が起きたか理解できなかった。
ru「ん、、ふっかさん、？大丈夫？」
Tシャツが頭から抜かれて腕にとどまる。
fk「っ、ゃだ、みないで、」
俺いま絶対淫らな顔してるじゃん。
ru「なかでだしちゃった、ごめんなさい、」
fk「ん、そんなの気にしなくていいのに、」
正直、なかで出された感覚もわからなかった。一瞬意識とばしたのかな。
ru「いまの空イキっていうんだよね？」
fk「おおぉ…だめだぞ17歳がそんな言葉発しちゃ、」
どうせまた目黒だろ、こりゃ折檻だわ。でもまてよ、そしたら俺空イキしました！って宣言してるようなもんじゃん。うわ、やめよ。
ru「ねえふっかさん、」
fk「んぅ？なーに？ラウ」
隣に寝転んだラウに視線をよこすと思ったよりも近くて、余韻で微睡んでいた目を瞬きして開き直した。
ru「ふっかさんだぁーいすき、」
fk「んふふ、俺もラウがだいすきだよ」
手首を優しくとられて片方だけ外された手錠は、ラウが自らの手首に嵌めた。
ru「今日はこのまま寝たいな、だめ？」
fk「いーよ」
ラウのお願いできけないものなんてないもん。
ru「ずっと一緒にいようね」
fk「うん、ずっとラウのそばにいるよ」
手錠で繋がれた指を絡めてラウの背中に腕をまわす。
fk「おやすみラウ」
ru「おやすみなさい、ふっかさん」
ぴったり体をくっつけると、ラウの体温は色慾で掻き立てられた熱から眠りの世界へ旅立つぬくもりに変わっていた。
そういえばなかの欲掻き出すの忘れた、と思い出したけど、自分でやったらもしかしたらまた疼いちゃうかもしれないし。慌ててる可愛いラウを堪能するとしよう。
俺の額に寝息をかけるラウに首を伸ばして、瞼にそっと唇をおとす。
夢でもまた、逢えますように。
fin.
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月29日 12時
