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fk「、翔太はヤダ」
え、嫉妬？まじ？え？やば、嬉しすぎて走り出しそうなんだけど。てかその唇なに？奪ってほしいの？
mm「え、でも俺はこれが、」
fk「ヤダ！他のやつはいくらでも取ってあげるから！」
でもこれ以外おっきいやつそんなねえじゃん。
fk「…そんなに翔太が好きなの？」
mm「いや、ちが、っあー、俺が欲しいのこれじゃないかもぉ！もいっこ隣のとこ行きましょ」
くそ、しょっぴーめ。俺の分身探し阻まないでよ。
二軒目はYouTubeの企画でふっかさんが取っていたでけえウサギの色違いがあったからそれを取ってもらった。明日から俺の添いフレ。
mm「ありがとうございます。めっちゃ嬉しい」
fk「そんなに？ふふ、一発で取れてよかったよ。大切にしてね」
mm「はい、もうマジでガチで大事にするんで」
ふっかさん(分身)と毎日一緒に寝れるんだもん。
ぎゅうううと押し付けていた顔をあげてウサギの顔をまじまじと見る。
あ、なんかふっかさんに見えてきたわ。
たらたら歩くふっかさんを見下ろす。フープピアスの揺れに毎日誘惑されてる俺。
fk「？、なんかついてる？」
俺の熱視線を感じてぺたぺたと自分の顔を触るとふっかさん。
mm「いや、なんもないっす」
ふっかさんにつけるウサ耳をあとでネットで買おうと思ってたなんて言えない。
ふっかさんの家について道中でテイクアウトしていた牛丼を向かい合ってかきこむ。
mm「ふっかさん相変わらず早いっすね」
fk「特技早食いだからね」
そうやって一生懸命かきこんでるところも可愛くてしょうがないんだよ。米になって噛まれたいもんね。
fk「んふふ、めぐろ、」
mm「はい」
fk「ここ、ついてるよ」
自分の顔を指差してから俺の頬に手を伸ばして、ついていたであろう米粒を自分の口に入れた。
mm「あ、…」
最悪。はず。
fk「YouTubeのおにぎり食べてるときも思ったけどさ、目黒がほっぺパンパンにして食べてるのかわいい」
うわ、俺もうおにぎりしか食いたくない。
mm「いや、かわいいじゃなくてかっこいいって思われたいんで」
可愛いのはふっかさんだけでいいの。
fk「お風呂沸いたみたいだよ、先入りな？」
いや、俺はふっかさんが浸かり済みの湯船に入りたいんだけど。なんならその湯ちょっと飲みてえなとか思ってたんだけど。でもせっかくの好意を断るわけにはいかないし。
mm「じゃ、お先失礼します」
fk「おー、行っといでー」
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月29日 12時
