［funny or crazy］ ページ1
mmfk
_お付き合いしてます
(mm)
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ましょう【魔性】
人を迷わすような性質。
魅惑的な-
悪魔のように人を引きつける-
男を破滅させる-
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
mm「ハァ、」
俺の恋人は、この単語にピッタリあてはまる人だ。
通常これは女に対しての形容詞らしいが、俺は現に惑わされまくってるわけで。
ふわふわ笑うしろい肌の一見天使みたいな人。天使の見た目の悪魔。堕天使？あれ、なんだっけ。ま、いいや。とにかく、俺は困ってる。
携帯の辞書を閉じて項垂れた。
mm「ふっかさんが可愛すぎて、」
ru「うわ、なんか隣やばぁ〜い」
mm「うるせえ」
くそ、口に出てたか。
kj「さっきから全部口に出とるで」
mm「いやっ、ふっかさんが悪いんだってまじで」
だって、俺が嫉妬2%って回答してから俺のこと試すように岩本くんと撮影で頼まれてもない密着ショット提供したり、しょっぴーの美容クリニックはしごに着いて行ったり、康二とお揃いの家具新調したり、なんか、俺とできないことばっかしてくるんだもん。
mm「なんなのまじで」
なに、一緒に住んでるんですよね？って。住みたいのはこの俺だっつの！
mm「もう！バカ！」
ru「この3人の中では確実にぶっちぎりでめめがバカだよ」
なんか隣でピーピー言ってるやつがいるけど。
mm「あー、なんも聞こえねーわー。ふっかさん早く終わんねえかなキスしてえ」
kj「うーわ、今のはさすがに引いたわ。ラウール、あのあんちゃんに近寄ったらあかんで？」
ru「うん大丈夫近づかないから」
なんだよ、なんで6と3で分かれてんだよ意味わかんねえ。
mm「座ってらんねえよもう」
あと何分で終わるんだ。
とりあえずタピオカのゴミ捨てよ。せっかく今日セルフのやつだったのに。ああ俺の特製タピオカミルクティーふっかさんに飲ませてあげたかったわ口移しで。
kj「あの子また間違って携帯捨てとるで」
ru「いいよ気づくまでほっとこ」
あ、そうだ。ふっかさんの家から盗んできたタンクトップがあるじゃん。
リュックの中身で唯一清らかなそれは大ポケに丁寧に折り畳んでしまってある。これはふっかさんの分身。俺の精神安定剤。
mm「んっ、ハァーーーーーーー、やっべ、ちょーいい匂い」
いつまでも嗅いでられるわ。
ウロウロしていた足を止めて大人しく座ってテーブルに置いたそれに顔を埋める。
うわ、ふっかさんに膝枕されてるみたい。好きだわ。
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月29日 12時
