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nb「じゃあちょっと段階踏むわ。どういうキスするの？」
ab「ちょっとまって、なんでそこまで聞くの？」
nb「参考にしたいから。ただそれだけ」
ab「普通だよ」
nb「なにいってんの阿部ちゃんて普通じゃないのが好きじゃん」
ab「ぅ、」
nb「お、なにその反応は！」
ab「、この前はマスカットの口移しがきもちよかったよ？」
nb「おお！そうそう！そういうのほしい！」
ab「俺がクイズ番組出させてもらった時にスタッフさんのお裾分けでマスカットもらったんだけど、」
ab『ただいま』
dt『おかえり。その箱どうしたの？』
ab『スタッフさんのご実家が葡萄農園営んでるみたいでね？恋人が料理上手なんですって言ったら俺だけ2房くれた』
dt『ふふ、そうなんだ。さっそく洗って食べようか』
ab『うん！』
ちょうど食事の準備をしてくれてたみたいで、キッチンからは美味しそうな匂いが立ち込めていた。
dt『シャインマスカットか、皮ごと食べられるね』
ab『あーん、して？』
dt『おねだりが上手だね。おくち開けて』
はいあーん、と唇におしつけられたそれを咥えて指をぺろりと舐めてみた。
ab『ん、あまくておいしいっ』
dt『俺にもあーんしてよ』
ab『ふふ、いいよ？』
ぷつ、と一粒房から摘んで、口をあけて可愛くまってるだてさんの口にいれた。
ab『おいし？、んっ』
腰を引き寄せられて熟れた果肉が唇を割って熱い舌とともにはいってきた。脳天が痺れそうで、たくましい二の腕にぎゅ、としがみついた。
dt『ん、…美味しいよ』
ab『、もうっ、ちゃんとマスカット味わってよ』
dt『今両方同時に味わったでしょ？』
ab『よくばりさんなんだから、』
ab「…てことがあった」
nb「うわっ、あま〜〜。むりむり、そんなのできない、！」
ab「じゃあなんで聞いたんだよっ！」
残りの日本酒を一気飲みするとぐらっとした。
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月9日 21時
