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割れ目を往復したものがずんずんとはじめから奥を狙ってきて、ダテとは違う勢いに興奮した自身はすぐに先走りを垂らしはじめる。
ラウが徐々に足の間隔を広げていって、両脚ともラウの長いそれに引っ掛けられている俺はどんどんみっともない姿になっていった。これ、絶対わざとやろ。
kj「いゃっ、」
ラウと目を合わせた照兄が背後に回って俺の手首をマジックテープのバンドで拘束した。
はじめて使ったとき、“康二、オレンジ好きだろ？”なんて、まるで俺が欲しがったみたいに見せびらかされた、それ。やけに蛍光色なのが、なんや不気味で。
ru「余所見すんなって、」
吐息混じりの荒々しい言葉にわかりやすいくらいなかもきゅんとしてしまった。
ru「もっと乱れてもらわないと。まだまだこれからだよ？今日はおしおきするってこと、忘れてるでしょ？」
いつもはかわええなって癒されるラウの笑い声も、ほんのちょっとだけこわい。でもそれ以上に、…期待してしまっている。
照兄が飲んでいたペットボトルの水をテーブルに置いて、俺の前に跪いた。
kj「てるにぃ…？、ひゃっ！」
照兄が俺のを咥え込んで、残っていた水の冷たさに体が震えた。長い前髪が腿の付け根を擽って、直ちにびくびくと自身が波打った。
iw「ん、…ふ、いくのはやすぎ」
kj「や、ぅ、」
はずかしくて俯くと覗き込んできた照兄の端正な顔に、俺のが飛び散っていて。
iw「康二」
これはきっと、舐めろっていう合図。頬や唇の端に残った飛沫を舌を伸ばして照兄の顔を綺麗にしたけど、広がる自分の味はどうも好きになれんくて。ラウにくちづけをねだると与えられる甘い唾液に溺れそうになった。
激しい律動のなかこんなえっちなちゅーまでできるようになるなんて、17歳の成長はすごいな。いや、俺がそうさせてしまったんやな。
kj「はぅ、…んん、」
浴室から出てきたダテが胸の飾りを噛んで、照兄はまたねっとり俺のに舌を這わせて。
ラウは追い打ちをかけるように弱いところを的確に突いてきて、鏡に映る俺はとろけきった表情で、また果てた。
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月9日 21時
