［もっとちょーだい］◎ ページ15
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桜･春 様よりリクエストいただきました。ありがとうございます。
dtsk
_お付き合いしてます
(sk)
今日は涼太を家に招いてはじめて手料理を披露する。
ピーマンの肉詰めが上手くできたから今度はそれにパン粉つけて揚げてみたら絶対美味いだろうと名案を思いついた。
涼太には風呂に入ってもらってるから俺は気合十分。涼太がいないことをいいことにポンポン服を脱いで公言した格好で調理を開始した。さすがに下着は履いてるけどね？ほら、嫁Tに油が跳ねたら大変だし。
丁寧にピーマンの中身をくり抜いて味付けした肉をつめて衣の準備。これが時間かかった。卵の殻が入っちゃってなかなか取れないし、小麦粉どこしまったか忘れちゃってうろうろしてたら先に焼いておいた肉詰めちょっと焦げちゃうし。涼太の普段の手際の良さはすごいことなんだなって改めて痛感した。
焦げちゃった分弱火でじっくり揚げてそろそろお皿にうつしてもいいかなってところで廊下を歩く足音が聞こえた。
あ、涼太が出てくる前にはちゃんと服着ようと思ってたのに！絶対間に合わないじゃん！
焦ってるからエプロンの結び目が解けなくて、ガチャ、と扉が開く音を聞いてとりあえずキッチンの奥まで逃げた。まあ逃げても服ソファーに投げちゃったから意味ないんだけど。
dt「ふふ、そんな格好でだれとかくれんぼしてるの？」
後ろからふわっと抱きしめられてボディーソープの匂いが鼻腔をかすめる。
sk「あ、えと、」
dt「みーつけた、て俺がいうのが正解？」
おれの顔を覗き込む涼太の髪はセットされてないと前髪が長くて目が隠れてる。ドライヤーの音も聞こえないくらい熱中してたのか。
sk「普段この格好で調理してたからクセで脱いじゃったけど、いざ見せるとなると恥ずかしいなって」
dt「そっか」
sk「あ、ピーマンまた焦げちゃう、！」
慌てて涼太の腕から抜け出して、火を止めてペーパーを敷いたお皿に盛り付ける。
dt「美味しそうだね、よくできました」
また涼太の腕に捕まって頭を撫でられる。
今日は涼太おれをだっこしたい気分なのかな？
バスローブを着てる涼太はいつ見ても慣れない。なんか、日によって胸の空き加減が違うからむらむらしちゃうし。純粋に目に毒。
中途半端に解いた結び目がシュル、と音を立てた。
dt「これは脱がせてほしいってことなのかな？」
おれの返事も聞かずに簡単に結び目を解いて、茶色いエプロンが床に落とされた。
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月9日 21時
