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dt「さっき見て思ったけど、ジャージまたちょっと短くなった？今度新しいの買いに行こうか」
ru「身長また伸びたからかな？ふふ、一緒にお買い物だ」
次のデートの約束までできちゃった。いい調子。
風音で聞こえないからっていつもより舘さんの顔が近いし。かわいい顔してるなあ。
dt「こんなもんかな？」
少し長くなった髪を手ぐしでわしゃっと整えられる。
ru「ふふ、気持ちいい。もっと撫でて？」
気が済むまで撫でてもらったら、上もとりあえず着て、キッチンに戻った舘さんのお手伝い。
ru「舘さんはシャワー浴びないの？」
dt「俺はラウール迎えに行く前に入ったから」
ru「そっかぁ」
うなじをつぅ、と触るとぴくんと僅かに体を震わせた。
ru「ほんとだ、スベスベ！」
無邪気に笑えば、舘さんもほんのり色づいた頬を優雅な笑みで隠す。もっと、その余裕を崩したい。
ru「んはあ、美味しかった！ご馳走様でした」
dt「はい、お粗末様でした」
ru「洗い物は俺がするね！」
dt「いや、いいよ、来客なんだから」
ru「いいのいいの、さっきから髪とかやってもらってばっかりで俺なにもしてないから。舘さんはお酒でも飲んで待ってて？」
dt「…そう？それじゃ、お言葉に甘えてそうさせてもらおうかな」
ru「うん！」
キッチンでお皿を洗いながらソファーでグラスを傾ける後ろ姿を盗み見る。うん、やっぱりかっこいいな。
メンバーとしてここがかっこいいって思うのと、恋人としてここがかっこいいって思うのと、それぞれ違うことが最近わかってきた。それって俺にしか見せない表情が増えてるってことだよなあって嬉しくなる。
ru「おわりました〜。片付けるのは場所がわからないからやってないけど」
dt「ありがとう。これから来ること増えるだろうから明日一緒に片付けながら場所教えるよ」
ru「ふふ、はーい」
これからもっと来ていいってことだよね？やった。
ru「ねえ舘さん、キスして？」
夜の報道番組を見ている舘さんの首に両腕をまわしてこちらを向かせる。ふっくらした唇を甘噛みしてひらいた僅かな隙間に舌をすべりこませると、また僅かに体が震えた。まわしていた手を肩に移動してその肩をソファーの背もたれに押しつけて、舘さんの足に跨る。
舌を絡めるキスはじめてだから、びっくりしたかな？今までは、唇をすり合わせるだけだったから。なかなか絡まってくれない逃げる舌を追いかける。
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月9日 21時
