［カラフルロマンス］ ページ39
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_non real
(sk)
おっち〜〜！アニオタ兼コンビニ店員の佐久間大介でっす！
嫁との生活費のために昼夜問わず働いてるでやんす！
嫁の商品くじのためなんてはじめは不純な動機ではじめたけど、時間気にせず入ってる俺はオーナーからも太鼓判押されてるし、いろんなお客さまが来るから人間観察できて楽しい！
sk「いらっしゃいませー！」
今日は遅番なんだけど、常連さんは顔も覚えてるんだよね〜。
月に何日か、大体22時を少し過ぎたあたりに来店される常連さんが早速仲良く入ってきた。
筋肉むきむきお兄さんと、大抵萌え袖になってるあざとお兄さん。
ペアリングしてるし、色ちがいでおそろいのルームウェア着てるから確実に同棲してるんだよね〜！
店内でも緩く腕組んでぴったりくっついてるし、たまに耳許でナイショ話したりしてて、いいなぁって癒されるの。
ab「あれれ、ひかるさん？」
iw「ん、…」
ab「スイーツはお互い2つまでのルールだったでしょ？…手に持ってるの何個？」
iw「……みっつ」
ふたりだけのルール…！萌え！！
なんておこぼれキュンしてたら、むきむきさんの拗ねたような声が聞こえてきた。
iw「だってさ、この“とろ〜りフォンダンショコラ”今日までなんだもん。明日からは“ぷるるんいちごババロア”になっちゃうんだよ」
あの見た目でちゃんとした商品名言っておねだりしてる！！
つい笑いそうになっちゃって、ほっぺにクッと力をいれて堪えた。
iw「記念日休みにしたくて仕事頑張ったし…」
ab「んー、じゃあ…条件がある」
iw「なに、？」
ab「ひとくちくれるならいいよ」
iw「いつもあげてんじゃん」
ab「あーん、シて？」
iw「いっひ、わかった」
ぐああああ！！あまーーーーーーいっ！！！俺がフォンダンショコラになりそうだぜ！！
ab「、…店員さん？」
sk「っあぁ、すみません！3000円お預かりします！」
あっぶなー、強めのキュンをくらって意識が飛びかけたぜ。
sk「レシートと822円のお返しです。ありがとうございましたー！」
むきむきさんがミルクティーフラッペを片手に今度は恋人繋ぎで帰っていった。
ひとつしか買ってなかったから、きっと帰り道にわけあいながら飲むんだ。
最高かよ！！
もう三次元の推しカプと認めてもいいのかもしれない…
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作者名：微.
| 作成日時：2023年7月29日 1時
