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ru「味わからないのに、あんなにおかわりしてくれたんだね」
kj「まだ認めたくない気持ちもあったし…ラウが作ってくれたんやもん、たくさん食べたいと思ったのはほんまやから」
ru「っ、…康二くん、俺のことめっちゃ好きじゃん、」
kj「好きやよ」
やっと、顔を見て話せるようになった。
kj「さっきはたくさんひどいこと言うてごめんな。俺が暴走してラウに怖い思いさせたらどうしようって怖かってん」
ru「うん、」
kj「でもこれからは、そばに居りたい。ラウの恋人になりたい。」
ru「…俺、その言葉が欲しかった、…ずっと待ってたの、」
潤んだ瞳から雫が溢れそうで、理性が揺さぶられる。
kj「待たせてごめんな」
ru「…待ちくたびれた」
わざと口を尖らすラウが愛おしくて、たまらず抱きしめたらすぐ背中に腕がまわされて。
kj「かわえぇなぁ」
目尻に溜まったそれを吸いとったら、ざらめみたいな味がした。
ru「血と涙って味ちがう？」
kj「そぉやね」
ふーん。て相槌を打ったラウが徐に立ち上がって、手を引かれるまま寝室らしき部屋に連れてこられた。
ベッドに腰かけたラウの足に俺が乗っかるっていう、へんてこな状態になって。
ru「、つづきしないの…？」
kj「え、」
ru「だって康二くん、俺がいないとだめなんだし…ほぼ何も食べてないってことでしょ？このままじゃ飢え死にしちゃうよ」
kj「そうやけど…」
俺は世間のフォークみたいに“捕食対象”なんて思えへんし、さっきのでもだいぶ満足できてるんやけどなぁ。
ru「隅々まで召し上がれ？」
kj「〜〜〜っ、もぉ、」
ru「んっ、ふふ…」
塞いだ唇はあまくてやわらかくて、割って絡ませた舌で感じる唾液はもっと甘い。俺が大好きな、生クリームみたいな味。
ru「押し倒されるのって、こんなどきどきするんだね」
kj「、喋らんでよ…」
ru「なんでぇ？」
こっちがなんで？よ、殺し文句ぶつけてきすぎやろ。
kj「はぁっ、やば…」
ru「んぅ、、くすぐったい、」
服を脱がせたらバニラみたいな甘ったるい匂いが充満して、気ぃ抜いたらよだれでてきそう。
ru「康二くん、俺おいしい？」
kj「ん、」
やっぱり一度味わっちゃうと止められへんな。
吸って、舐めて、齧って。
次第に桃色になった素肌が汗ばんで、どんどん味が濃くなっていく。
ru「！きゃっ」
下着を剥ぎ取って蜜を纏うそれをしゃぶったら、ラウが短く悲鳴をあげた。
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作者名：微.
| 作成日時：2023年7月29日 1時
